ポルトガル・モロッコ・スペイン旅行 四日目 モロッコ

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今日は旅行四日目。
ついにモロッコでの目的地、マラケシュに到着しました。
この街には7日ほど滞在する予定です。

一日の始まりは、朝カサブランカから。
電車でマラケシュに移動する為駅に向かいます。
1,2時間に1本しかないみたいだけど、運よくすぐ電車が来る。
一等車に乗車。
綺麗し、でかい。
6人がけのところを二人で独占。
3時間30分ほどかかるみたいなので、即効睡眠。
気がついたらマラケシュでした。

マラケシュの最初の感想は「結構寒い」でした。
おかしいなあ。
アフリカ大陸で、カサブランカからさらに南下したはずなのに結構冷える。
かんかん照りを予想してたのに。
まあとりあえず街に向かい、ホテルを探す。
ちーちゃんは一泊100DH(1200円)以内ですませたかったみたいなんだけど、案内してもらったホテルはちょっとだけお高め(つっても一泊一人2000円)。
それでも何個か見て回ると良いのがちらほらあったので、交通の便が良いところに決定。
二人で350DH(4200円ぐらい)朝食付き。
悪くない。
その後は旧市街の中心部、ジャナ・エル・フナ広場へ。
この街は新市街(ギリーズ)と旧市街(メディナ)から成り立っていて、メディナに見所が集中しているみたい。
そのメディナもフナ広場を中心に成り立っていて、広場には夕方4時から深夜1時まで毎日100以上の屋台や大道芸人の店が並び、一年中お祭りをしているとの事。
さらに、北にある市(スーク)は迷路のような道なりに沢山のお店が並んでるらしく、本当に楽しみ。
最初に向かったのはHotel Ali。
ホテルといっても泊まるためじゃなくて、明後日の砂漠ツアーの申し込みに。
説明を受けて無事に予約完了(ちょっとだけプランをカスタマイズした。でも今は内緒)。
それからようやく街の散策開始を開始。
この時点ではまだ時間が昼2時ごろなのでフナ広場はあまり屋台がなかった。
でもなんと蛇使いのお店を発見!!!
アラビアの世界の漫画に出てくるような蛇そのもので、後ろでおっちゃんが笛を鳴らしてる。
感動!本当にこんなのってあるんだね。
でも蛇は全然音楽に合わせて踊ってなかった(笑
しばらく見てたら、首に蛇を巻いてくれた。
あんま嬉しくない。
しかもお金取られる。
その後はちーちゃんがヘナ・タトゥーをしたいとの事でヘナ屋へ。
僕もやってみたかったので二人でしてみる。
オレンジと茶色と黒があって、オレンジは1,2週間、茶色は3週間、黒は1ヶ月ほど残るみたい。
ちーちゃんは4月から新入社員なのでオレンジに、僕はまったく関係ないので黒にすることに(ニートじゃないよ)。
色々デザインを悩んだ末、結局ちーちゃんは首の後ろと左手にして描いてもらい、僕は思い切って顔にファティマ(アラビアの世界の守り神)の模様を描いてもらった。
このタトゥーが本当にサインペンで描いたみたいに黒いので、以後僕はすれ違う人から何度も「ヘイ、ナイスタトゥー!」と声をかけられる(笑
そして軽くメディナを見た後、まずはスークを見学することに。
雰囲気自体はトルコのグランバザイールやエジプトのイル・ハリーリにかなり似てる。
まあ文化自体似てるからね。
でも客引きが全然紳士的で、すごくゆっくりとお店を見て回る。
世界で一番鬱陶しいとされるエジプトの洗礼をうけたユウキにとっては、とっても快適だった。
でも道自体がグランバザールよりもちょっとグニャグニャしてるかな。
油断してたら道に迷いそう。
と思ったら案の定迷子になったw
まあでもたっぷり時間あるし、気にしないで二人で歩く。
布の専門店や鍛冶の専門店、アクセサリーのお店に衣類のお店、それにスパイス、絨毯、革製品に大工、羊毛、バブーシュ(伝統的な靴)となんでもござれ。
こういう所は本当に見ていて飽きない。
そしてちょっと疲れたので、丁度近くにあった小汚い料理屋に入る。
お客が一人もいないので大丈夫かなと思ったけど、3階のテラスに行ったらすごく綺麗で可愛くてびっくりした(でもやはり誰もいない)。
そこでモロッコ料理のタジン鍋を食べる。
タジン鍋とはモロッコ人の日常に欠かせない煮込み鍋で、例のヘナ・タトゥー屋もタジン鍋を食べながら仕事してたぐらいに身近にある食べ物。
三角錐の形をした蓋におさまっていて、中にはポテト、鶏肉、野菜、それに豆が入ってた。
これがなかなかうまい。
パンとつけて食べると知らず知らず大量に食べてしまう。
そして食後にはこれまたモロッコ人大好きなミントティーが。
ミントは本当に美味しいし、疲れが取れる。
久しぶりの食事にお腹も満たされ、リフレッシュした二人。
スークの迷路に戻ることに。
すぐに迷ったけど、色々とお店を見る。
ちーちゃんは何やら色々探してるみたいで、青くて綺麗なバブーシュ(靴ね)を買っていた。
僕は民族衣装がほしくて色々見て周ってる、。
すると男用のお店で紫の花柄の可愛らしい民族衣装を発見(僕は可愛いのが結構好き)。
女用なのかなと思って見てたんだけど、なんと男用らしい。
通常男用は黒だの白だのシンプルなのや、パジャマみたいなストライプ柄みたいな可愛くないのしかなかったので、迷わず購入。
600FH(7000円)といわれたけれど、なんと120DH(1500円)までまけてもらった。
ふふふ。
ようやく手に入れた可愛らしい民族衣装に、嬉しくて嬉しくて我慢できず途中道できてみる事に。
んが、なぜか様子がおかしい。
周りからどんどん現地の人が集まってくるのだ。
まあそれだけなら全然いいのだけれど、皆なぜかニヤニヤしている。
なんでだろう。
まあ気にしないで着てみる。
そしたら着終わったとたん、周りの人が僕を指差して大爆笑。
なななな、なんだなんだ。。。
戸惑いながら聞いてみると、やはりこの服女性用らしい。
だまされたー!
やっぱりおかしいと思ったんだよなあ。
紫で可愛らしいレースがついてて、虹色の花柄だもん。
でもでも男用のお店にあったんだってばー!
むっきー!
そんなわけで周りから散々囃し立てられた僕。
仕方無しに服を脱ぐ。
その場で捨てるなり誰かにあげるなりしようとしたら、ちーちゃんが「うちが後で着るでー」というのでプレゼント。
あーあ 女の子はこういうの着れるからいいなあ。
その後はまた民族衣装を求めてさ迷い歩く。
結局スターウォーズのルークやヨーダが着るような茶色いフードのついたローブに落ち着く。
まあこれはこれでスターウォーズごっこができるからいいか。
それに砂漠用にターバンにできるスカーフもゲット。
こちらは20%グレイと80%グレイのグラデーションという、ユウキが好きな柄のものが手に入って満足。
お店の人にアラビアの巻き方と、サハラの巻き方を教えてもらい、まるでアラビアの漫画に出てきそうな格好になる。
結構気に入った。
その後はちーちゃんも無事に布とスカーフとかばんをゲット。
二人とも買うものもなくなったところで時間も良い感じになりメディナへ。
話に聞いていた夜のメディナは大賑わい。
屋台がすごい数並んでいて、とても雰囲気があった。
即効ホテルで荷物を置いて屋台に飛び込む。
屋台の種類も沢山あって、カタツムリ(エスカルゴじゃない。写真参照)を山盛り売ってるお店があったり、タジンやクスクス、ケバブなどの肉料理がメインのお店。
それに魚のフライなどを扱うシーフードのお店や、ジュースの専門店に甘いケーキのお店などがあった。
とりあえずお腹がとてもすいてたのでお肉のお店へ。
色々メニューがあった中で、まだ食べていないクスクスを食べてみる。
タジンがモロッコ名物の煮込み料理だとしたら、クスクスは北アフリカを代表する煮込み料理。
小麦粉?をお米のようにして蒸した上に、野菜と鶏肉が乗っていた。
ま~悪くないけど別段美味しくもない感じ。
ついでに頼んでおいたケバブのが美味しい。
まあこれは鶏肉焼いて塩ふっただけだし、まずいわけないか。
ケバブ自体は他所の国で食べたのとまったく変わらず。
それからまた屋台をプラプラみて、甘いものの専門店に入る。
そこで出たジンジャーティーがもう衝撃的。
結構世界を回って色々食べてる僕もこんなのは飲んだことない!
もう何がすごいかって、ジンジャーがきつすぎて喉が痛すぎ。
半端じゃないんだって!
一緒に飲んでたちーちゃんも、「これはあかん」といって全然手が進まない。
うーん 一体なんなんだこの飲み物は。。。
結局二人とも半分以上残して立ち去る。
でもケーキを1スクープと紅茶飲んでたったの7DH(80円)。
モロッコは物価が本当に安い。
その後は大道芸人の集まりを回る。
ワッカがついた釣竿でジュースを手に入れるモロッコ版UFOキャッチャーがあったけれど、誰もとれていなかった。
あれはどうやれば取れるのか、いまだもって謎。
んで最後は適当なカフェに入って一休み。
コーヒー(苦い)とピザを食べた。
で、満足したので一旦ホテルへ戻る。
今後の予定を二人で話し合い、明日もまたマラケシュで一日ぼけぼけする日なので、今日はこれから元のクラブでも行って踊ろうということになったのだけれど、お互い疲れてたのかちょっと休憩したらそのまま眠ってしまった。
起きたら朝。
まいったね、ハハハ。

そんなこんなで色々と楽しんだ四日目も終わり。
マラケシュは期待通りでした。
明日もまた一日マラケシュを見て回る予定。
何か面白いことがあったらいいな。
ま、そんな感じ。

それでは皆さん。
またね~。

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