ユウキです。
今日も丸々サマルカンド観光。
一日の始まりは……深夜2時。
昨日早く寝ちゃったのでこの時間です。
で朝5時半になるのを待って出発。
目的はレギスタン広場。
そう、昨日の警備員が「明日朝6時に来たら昨日より高いミナレットに登って朝日を見せてやる」というので、それを信じて向かったんです。
レギスタン広場に着くとまだオープン前なので誰もいない状態。
中には数名警備員が。
僕も柵を跨いで会いに行きます。
すると向こうも僕に気づいたので手招き。
何も言う前に「ミナレット?」と言ってきました。
Yesというと、20ドルですって。
お前昨日は10ドル言うたやん。
しょうがないので交渉して13ドルにしてもらいました。
まあこれでも高いんだろうけど、もう行く機会ないからね。
お金を払ってついていくと、シェルドル・メドレセへ導かれます。
そこの入口の横に小さな木のドアがあり、鍵を開けてくれました。
見てみると中は結構暗い。
でも階段は多少しっかりしてる感じ。
警備員に導かれるまま登っていくと屋上にたどり着きます。
屋上はトタン屋根みたいになってて、踏むとベコンベコン音がなりました。
で、てっきりここから朝日を見るもんだと思ったら、屋上には小さなミナレットが立ってて、そこの中を一人で行けとのこと。
しかも懐中電灯まで渡してくるし。
なんつーオーバーなやつだと思いながら扉をあけると、瞬時に理解しました。
ここ、おそらく建設時から手をほとんど入れてないっぽい。
階段はボロボロで所々崩れてるし、そもそも窓もないから真っ暗。
狭いし、勾配は急だし、天井は低いし、買ったばかりのノースフェイスのレインウェアがズリズリと壁に引っかかります。
いやもう本当に大変極まりないんですよ。
こればかりは経験してもらえないと分からない。
で何とか最上部へ進むと光が少しだけ見えてきます。
よっしゃ、ここか!と思って天井の蓋を開けると……。
なんとそこは頭だけ出すような見張り台。
全身が出る作りにそもそもなってない。
まあ頑張って頭と手を出しながら、必死に辺りを見回すと、なるほどこれは凄い。
レギスタン広場を上から眺め、そして勿論朝日もバッチリ。
登るのが本当に大変でしたが、これは本当にスペシャルな体験です。
いやー遥々来てよかった。
良い土産話ができた。
すっかり感動した僕。
屋上まで戻ってトタン屋根をまたベコベコとしながら、下へ。
気分が良かったのでチップを10000スム払って終わり。
一緒に出るとまずいから、お前はそこの無人のムスクをしばらく見学しろというので、誰もいないシェルドル・メドレセを独占してました。
何というかこれもこれで凄い経験なんですけどね……。
満足した僕は一旦ホテルへ。
シャワーを浴びて一息つきました。
それからホテルで朝食。
なかなか豪華なレパートリーを堪能し、イギリスから来たマダムと雑談。
で、10時ぐらいかな。
改めて今日の観光を開始しました。
今日の目的地は「シャーヒズィンダ廟群」と「アフラシャブの丘」、そして「新市街」。
まずはレギスタン広場を通り、タシケント通りを抜け、シヨブ・バザールを過ぎ去り、「シャーヒズィンダ廟群」へ。
入り口でお金を払って中へ入ります。
まあどうせ似たようなモスクがあるだけだろうし、暇つぶし程度にはなってくれよ、と思って入ったのですが……。
なんとここスンバラシイ!
そう、小さな遺跡なんですが、青モザイクタイルの建物が並び立ち、差し色に褐色を使い、もうお見事な景観。
これこそ青の都。
サマルカンド・ブルーではないでしょうか!
本当に小さく、メインロードは50メートルぐらいなんですが、その間を何回も往復してしまいました。
いや逆にコンパクトにギュッと詰まってるからこの方がむしろ良いかもしれない。
ただ残念なのは人混み。
もう結構いい感じの時間なので、ウズベキスタン人のツアーが結構いるんです。
避けつつ写真を撮ってたのですが、イマイチ上手くいかず。
というわけで、ここ、明日のオープンに合わせて来ることにします。
いやもう本当に良かった!
オススメ!
次なる目的地は「アフラシャブの丘」。
ここは今は何もない丘ですが、昔のサマルカンドがあった場所です。
シャーヒズィンダから歩いて向かったのですが……遠い。
そう、歩けども歩けどもつかない。
しかもなんかお腹も痛いし。
結局、まあ単なる丘だよな、ということで諦め。
途中で引き返しました。
それから今度は新市街へ。
の前に、お金がなくなったのでバザールの闇両替屋でお金をゲット。
これで何とか最終日まで持ちそうです。
後はひたすらウォーキング。
といってもまあ3,4キロですけどね。
途中お腹がやばかったので公衆トイレへ。
思っていたよりかは清潔だったので助かりました。
で、新市街へ到着。
と言ってもそこまでしっかりした感じじゃないかな。
道は舗装されてるし緑も豊かなんだけど、まあサマルカンドの店レベルって感じ。
途中カフェでもあったらコーヒーでも飲みたかったんですが、あいにくそんなものは見当たらず。
新市街を往復して、最後はバスに乗って帰路へ。
なおバスはレギスタン広場へは無料の模様。
気前が良いね。
レギスタン広場に着いたら、ホテルに行く途中、床屋へ。
熱心な読者なら(そんなんいねーか)ご存知ですが、僕世界各地の床屋や美容院で髪洗ってもらうの大好き。
さて、ウズベキスタンのレベルはいかがなもんか、と思って早速入る。
洗髪だけなら5000スム(1ドル)ですって。
過去全ての最安値を更新しましたね。
確かネパールかどこかが180円だった記憶があるんですけど、流石に1ドルは初めて。
どれどれと思って身を任せたら、しっかりお湯で二度洗いしてくれて、ドライヤーまでかけてくれてスッキリ。
悪くありませんな。
写真撮ってお礼言ってチップ渡して出ました。
後はちょっと小腹が空いたので、サモサ屋でサモサ買って2000スム(40円)、シャシリク屋でシャシリク食べて、お腹いっぱい。
昼の2時頃ホテルへ着いて休憩となりました。
ホテルでは何故かインターネットが使えず。
たまにあるアクシデントだとか。
まあ一年に一回位はこういう日もありですな。
日本に帰れば常に追われるようにされるので、むしろウズベキスタンにいる時ぐらいは。
そんなわけでひたすら読書。
持ってきた本を消化しました。
あとはホテルのボーイと雑談。
民芸品等について盛り上がりました。
で少し眠くなってきたのでうたた寝。
次に起きたのは夜8時頃。
どうしようかと思ったんですが、小腹が空いたので外へ。
レギスタン広場のライトアップを見学しました。
その後は近くのレストランでサンドイッチとフレンチフライを食べました。
このフレンチフライというやつだけは、世界中どこで食べても安心の味ですな。
多分、ケニアとかタンザニアとかで食べても同じな気がする。
それからホテルへ。
相も変わらずインターネットがつながらないので、読書。
それから部屋へ戻って早めに一日を終えました、とさ。
明日はウズベキスタン観光最終日。
といってももう見るものほとんど無いですけどね。
キャッシュも無いから出来ることも限られてくるし。
なので朝一で「シャーヒズィンダ廟群」へ行った後は、どこかのカフェ(あるならば)でユックリしようと思います。
無理しないでゆっくりですな。
ま、そいだけー!