ネパール旅行 一日目

ユウキです。

2015年最初の旅行記、今回の舞台はネパールだ!
と、言うわけで今日から10日間、ネパールはカトマンズへ旅立ちました。
目的は……気分転換!
そうなんです。
今回の旅行は特に見たいものがあるわけではないんです。
ただちょっと心が疲れてきたので気分転換したいなと思って向かったんです。
なので10日間で移動は一切なし。
ひたすらカトマンズの同じホテルに泊まります。
見たいものもないので、古いアジアの街並みで休んで、本を読んで、マッサージをするだけの毎日です。
気が向いたら少しだけヒマラヤトレッキングするかも程度。
どうです?素敵だと思いませんか?
ま、そんな感じの旅になりますので、どうぞよろしく。

というわけで一日の始まりは12時頃、日本から。
17時からのフライトなので余裕を持って3時間前の14時に到着。
まだチェックイン始まってないだろうなと思ったら、今回利用する旅行会社韓国Airではなんと機械を使ってのセルフチェックインができるとのこと。
試してみると3時間前なのに対応してた。
しかも座席指定できるもんだから、成田~ソウルまでは一番後ろの通路側、ソウル~カトマンズ(ネパール)はなんと非常出口そばの前が空いてる通路側というエコノミークラスで考える最高の場所が取れました。
これはもう想像するだけで楽な旅になりそうですわ。
それからすぐに出国手続きをとり、出発ロビーにあるプライオリティパスのラウンジへ。
今回使ったのはKALラウンジ。
どんなもんかと思って見に来たけど、飯はしょぼいしコンセントはないし、微妙。
まあタブレットで漫画読んでたらあっという間に出発の時間。
飛行機へ。
んで、ここで今回の僕の必殺アイテムが炸裂。
僕今回からタブレットをiPadじゃなくてX periaZ3という最新のものに変えたんです。
そしてこれについてきたUSB(またはコンセント)の充電ケーブルをポシェットに入れておいたんです。
飛行機に座るとこの作戦がもうピタリ。
なんと飛行機の座席にUSBポートがついてました。
これで充電もバッチリですな。
そんなわけで成田~韓国間はひたすら漫画を読んでました。
やったぜベイビー。
そうこうしてるとあっという間にソウルへ。
やっぱ2時間はあっという間ですな。
んで乗り継ぎ手続きをしました。
ここからは地獄の12時間待機になります。
さてさてどうしようと思ったんですが、何やらラウンジの幾つかが0時まではやっている模様。
なので0時までラウンジにいて、その後はトランジット専用ホテルにでも行こうかと思い、とりあえずラウンジまで行ってみる。
んで小奇麗なラウンジ(Sky HUB lounge)を発見して入ってみると、なんとここ24時間あいてるみたい。
プライオリティパスは1回につき5時間までだから5時間経ったらカード持って受付来たらいつまででもいれる模様。
これならホテル行く必要ありませんな。
で、このラウンジ、飯が結構豪華。
焼き肉だの、カルボナーラだの、炒飯だの、春巻きだの結構色々あって、しかも美味い。
お腹が減ってたので食べまくってしまいました。
もちろん電源、Wifiも完備。
というわけで、ようやく一息入れて日記を書き始めたのが、今、となります。
これから0時まではいる予定。
その後別のラウンジでも覗いてこようかと思ってます。
カトマンズ行きは朝8時なので、まだまだありますからな。
コーヒー飲んで一息です。

と、こんな感じでネパール旅行が幕を開けたのです。
移動もなければ観光もないという、人生史上一番楽な旅。
が、まあ好事魔多し、気をつけて楽しまないといけませんな。
あんま面白い出来事はないかもしれませんが、まあよろしくお付き合いしてください。

そいだけー!


ネパール旅行 二日目

ユウキです。

旅二日目、ようやくネパールの地へ着きました。

一日の始まりは……ソウル仁川国際空港のラウンジから。
前日19時頃から入り、結局なんと深夜も開いていたので翌朝の7時まで気合で居座りました。
でもその影響で、もう腰がガクガク、お尻スレスレ。
体力がかなり落ちてました。
シャワーでも浴びようと思ったんですが、先約で埋まってるとのことで断念。
しょうがないのでネパール・カトマンズ行きの飛行機にそのまま乗りました。
今度の座席はエコノミーの一番前。
非常口があるので前が空いてる座席です。
これはエコノミーで言えば一番大当たりなんですが、疲労困憊の僕にとってはただただ辛いだけ。
しかも7時間という長くもなく短くもない中途半端なフライトなので、お決まりの睡眠薬で乗り切る作戦が使えず、さらにビザの書類書いたり何したりと大変でした。
徹夜明けにそんな頭を使って、「もうやめて!僕の体力は0よ!」状態だったんですが、なんとかかんとかカトマンズへ到着しました(お尻がヒリヒリする)。
それからビザを事前取得していないので、空港でもらえるアライバルビザの列にいの一番に並び、何とか真ん中辺りをゲット。
これ、一番に並んだから良かったものの、後から来た人は長蛇の列を形成してたので、最初に向かって正解ですな。
そうこうするうちに僕の列だけサクサク進んだので、30分ほどで無事ビザをゲットし入国しました。
とりあえずネパールの感想はというと、暑い。
そうなんです。
標高が高い位置にあるはずなのに、もう30度ぐらいあるんです。
僕厚着してきちゃったからたまらないたまらない。
それでも何とか待ち合わせの人と合流し、ホテルへ向かいました。
車で行くこと20分、なんとかホテルへは到着したのです、が、が、が。
このホテルなかなかすごい作りでした。
ホテルの名前は「Kathmandu Boutique Hotel」。
今回選んだ理由はHotels.comかなんかで評価がとっても高かったからなんですが、それ以外にも破格のお値段なんですよ。
なんと一泊2200円。
僕、こんな安いの泊まったことないけど、まあ評価高いから問題ないだろうと思ったんです。
いや確かに外装は少しは頑張ってるんですよ?
白い内装が綺麗なんです。
が、それを忘れるレベルに中がすごいんです。
まず入ると天井が低い。
最初に言われたのが「Mind your head」ですからね。
普通なら1階と2階で構成する所を中一階を作って部屋数を増やしてるんですよ。
なもんで頭を下げて移動しないといけない。
なんとか3階の僕の部屋まで(階段登って)辿り着くんですが、部屋入っても天井が低い。
さすがに入口の奥からは少しましになりましたが、ジャンプはできません。
やれやれ。
で一通り部屋の説明を受けるんですがこれもなかなか面白い。
曰くお湯はソーラーシステム使って沸かしてるから1分間水出せよだの、電気大切に、だの。
そんでようやく一人になったので、着替えて、ネットでチェックでもするかと思ったら、今度は充電が出来ない。
何やねんと思って問い合わせたら、ここで出ました計画停電。
丁度僕が着いたと同時に行われたようです。
「ここは日本じゃないからね、我慢してね。ははは」ですって。
つか一日9時間もあるみたいですよ。
アンビリーバブル。
まあもう文句言ってもしょうがないですな……。
そんなわけで部屋に荷物を置いたら、まずは唯一のイベント、ヒマラヤトレッキングのツアーを手配。
なかなかよい感じのが予約できたので、火曜日辺りに行ってくることにしました。
それからいよいよカトマンズ探索に出かけることに。
お目当てはオールドタウンのダルバール広場ですが、今日はお預け。
とりあえずツーリスト達が集まるタメル地区へ向かいます。
んで早速街を歩いたのですが……。
この街、車が多すぎる。
もうね、何というか本当に雑多な小汚いアジアって感じの街並みなんですが、そこかしこにオートバイと車が入ってくるんですよ。
しかも何故か皆常にクラクション全開モード。
五月蝿すぎて頭痛くなるし、排気ガスで鼻やられるし、もうひどい状態です。
これはいただけない……。
まあ文句言ってもこれから一週間ずっとお世話になるわけなので、とりあえず散策。
適当に歩いてマッタリ。
何というか車さえ気をつけていれば、異文化のゴチャゴチャした街なので歩くのは楽しいんですよね。
路地の奥の奥に色んなお店が入ってたり、掘り出し物屋があったり、とか。
冒険心をくすぐられます。
で、ちょっと小腹が空いたから、ネパール名物のモモ(蒸し餃子)を食べてみる。
どんなのがくるかとおもったら、150円でデカイのが8個もついてきた。
小籠包みたいで美味いんだけど、でもこれ本当に単なる餃子だよな……。
ま、まあ、そうやって少し元気が出てきた僕、次に向かったのは僕の十八番、タイ古式マッサージ。
ネパールのマッサージの質と値段のチェックを兼ねて向かいました。
気になるお値段は、60分で1500円、105分で2400円。
何というか微妙かな。
日本に比べりゃ安いけど、ありがたがって回数こなすほど安くは無し。
ベトナムとか600円だからね。
まあ腕前はなかなかで気持ちよかったからいいけど。
その後今度は一週間分のTシャツをゲット。
3枚で1200円。
これで今回は洗濯しないですみます。
用事が終わったので、また適当に街をぶらつきながらホテルの方面へ。
最後寝る前に飯でも食べようかと思ってレストランを探しました。
んが、目ぼしいものが見つからず。
しょうがないのでホテルのガードマン(?)に聞いたら、目の前の廃墟を指さして、ここがレストランだよ、とか言ってきた。
おまえね、どう考えても誰も住んでないだろ、と思ったけどとりあえず中に入ったら、すごく薄暗い中に机と椅子があり、奥に子供とおっさんが座ってました。
おそるおそる飯はあるのかと聞いたら、一応ある、ですって。
もう何でもこいとばかりに、フライドモモ(100円)と卵フライドライス(100円)と水(20円)を頼む。
本当に料理なんて出て来んのかよと思ってたら、意外にまともなのが出てきた。
しかも信じられない量。
おまえね、100円しか払ってないのに、なんでこんな量出すねん。
と突っ込みたかったんですが、もう疲れてたので、食べれるだけ食べて半分ぐらい残して帰りました。
んでホテルについて、停電が終わったのを確認してからネットして一日を早めに終えることにしました、とさ。

というわけで、何とかたどり着きました。
こんにちは、ネパール。
一旦ついちゃったら後は移動がないので楽々です。
予定もトレッキング以外いれてないからね。
明日は一日ボケボケとカトマンズ市内散策です。
気が向いたら遠くに行くかも?
まあ分かりません。
そうそう、カトマンズですが、物価高いのは高いけど、飯と宿は半端無く安い感じです。
まあ高いっつったって日本よりは半額ぐらいなんだけどね。
明日も色々買う予定なので、引き続きチェックしてみますわ。

そいだけー


ネパール旅行 三日目

ユウキです。

今日は一日カトマンズ観光。
カトマンズ中心部のダルバール広場とパタン、ボダナートへ行きました。

一日の始まりは8時。
昨日早めに寝たので10時間睡眠。
疲れが取れました。
まずはホテルで朝食。
食パン2枚に目玉焼き2個、それにバターとジャム。
シンプルですが朝はこんなもんで。
それからまずはホテルからカトマンズ中心にあるダルバール広場へ。
ちなみにダルバールは「宮廷」という意味なので、各街にダルバール広場があります。
カトマンズのダルバール広場と書きたいとこですが、カトマンズにはダルバール広場が沢山あるんです。
なのでカトマンズ中心部タメルエリアから南にある一番有名なダルバール広場、と表現しておきます。
街を楽しみながら歩くこと10分弱、到着。
1dayチケットを750ルピーで買って(本当はチェック一切してないので買う必要無し)、日本から持ってきた写真を渡し1weekチケットにアップグレード。
そしてようやくこんにちは、です。
じゃーん!
DSC_0069
どうです?茶色の寺院が結構雰囲気あるでしょう。
これは今まで僕が行ったアジアの国にはないテイストですわ。
日本で言う京都の平屋、みたいな感じなのかね。
まあいずれにせよ、来た甲斐があります。
このダルバール広場、広さ的には狭くて、端から端まで歩いても500メートルぐらい。
なのでちょっと歩いたら見終わるので、後は寺院の上に登って休む感じ。
せっかく来たんだしね。
と、ここでこの旅から導入する僕の必殺武器の出番です。
その名も……「セルフィースティック」。
ご存じの方もいるかもしれませんが、アジアでは大人気のこれ、なんと一人用自撮棒なんです。
伸縮自在の長い棒があり手元にリモコンがついてるんですよ。
で、先っちょにスマホやらデジカメやらを設置して、長い棒を前に突き出し撮るんです。
これをすることにより、今まで通りすがりの人に頼んでた自分入り写真を手軽に撮れます。
というわけで早速試してみたのですが……正直微妙。
まず写真の構図が分からない。
フロントカメラで撮れば確認しながら撮れるんですが、画素数がしょぼくてまずい。
その為メインカメラで撮る事になるんですが、何をどう撮れてるかが分からないので結果パチパチ連写しないといけない。
しかも結構重いから手が不自由な僕にはちょっと一苦労。
いちいち設置して試して調整するのもだるいし。
それで一番の欠点はというと、これ超目立つ。
ネパールで使ってる阿呆なんて僕以外まずいないから、皆して立ち止まって僕のことを見るんですよ。
「このファッキンジャパニーズは一体何してんだ……」みたいに。
子供とか指さして通るからもう恥ずかしいのなんのって。
正直これが一番参りました。
で肝心の写真はというと、なれれば悪くない、はず、といった感じです。
最初の方は失敗してたんですが、上手くなったらまあそこそこ撮れました。
好きなだけ気軽に撮れるのはデカイですな。
でもぶっちゃけ、そこらの観光客に頼んだほうがお手軽だし良いのが撮れると思います。
せっかく持ってきたんだし使おうかとは思いますが、オススメするかといえば微妙です(涙
ま、まあ、そういうわけでダルバール広場を堪能。
予想通りの出来栄えに大満足です。
その後はまだまだ正午にもなってないので、明日行く予定だったパタンへ。
タクシーだと400ルピー(450円)ぐらいだったんですが、時間もあるし庶民の足のマイクロバスで行くことに。
なのでバスステーションまで向かいます。
途中街並みを見ながら進んでたのですが、とある通りに行列を発見。
日本人以外にネパール人も並ぶんだなと笑いながらその列の行方を見に行ったところ、ここはディズニーランドかっつーぐらい長い列でした。
街の1区間を何重にも列を作って取り囲み、中心の広場はさらに人だかり。
一体これは何なのかと思ってゴールを探すと、皆なんだか変な建物に入っていきます。
さすがに並んでもない僕が入るのもあれなので、列を整理している警察に聞いてみると「ソンコッタ!ソンコッタ!」と叫ぶだけ。
ソンコッタが何か分からない僕は、とりあえずわかったふりをして戻りました。
(補足 ホテルへ戻ってソンコッタを調べてみるも、そんな言葉はなく今でも不明。なお明後日4月13日がネパールの正月なのでもしかしたらそれに関連するのかも?)
若干腑に落ちませんが、まあバスステーションへ。
着いてみると小さな汚いバスがあったので行く先を確認して乗り込みます。
揺られること30分、パタンへ到着。
お値段なんと15ルピー(17円)。
庶民の足は安いですな。
で、このパタンという街、「美の都」という意味だけあって、やっぱ雰囲気が良し。
もちろんこの街にもダルバール広場があって、そこを中心に観光しました。
写真はこちら。
DSC_0173
カトマンズ中心部のダルバール広場と似てます。
で、またしても寺院で休みつつ小一時間ほど居た後、小腹が減ってきたのでルーフトップにあるレストランにて昼食。
初めてカレーを食べました。
味はまあ香草がきいてるけどなかなか美味し。
280ルピーぐらい。
パタンを観光してもまだ14時頃だったので、今度はボダナートへ行くことに。
ただでさえ予定がないのに、こんなに一日で行っちゃうと終盤は本当に暇になるんですが、別段急いてるわけじゃなくゆっくりしても時間があまるんです。
まあとりあえず向かう。
パタンからは一旦カトマンズ中心部へ帰り、そこからまたエッチラオッチラとバスステーションを探しボダナートへ向かいます。
ボダナートもバスで揺られること40分程。
お値段25ルピー(30円ぐらい)。
笑えるぐらい安い。
で到着、と。
この街は何があるかというとチベット仏教の巡礼地、ネパール最大のストゥーパ(仏塔)があります。
まあ口で説明してもわからんと思うので写真を見てください。
DSC_0218
このでかくて白いのがストゥーパで、周りに小さな鐘が沢山ついてます。
それを回しながら右回りでストゥーパを歩け、とのこと。
チケット代として750ルピーを払って早速僕も回ります。
ガラガラ~と小気味良い音を立てながらまわるんですが、これ正確には五体倒地といって四つん這いになって頭ついてまわるみたいです。
まあやってる人は誰もいませんでしたが。
とりあえず僕も適当に一周まわる。
で、心を落ち着かせた後(嘘)、途中にあったおみやげ屋でパパンに上げるマグネットを買う。
ユウキ家定番のお土産なんですが、何故かカトマンズには置いてるところがほとんど無かったんですよ。
なんでかなあ~。
それから次はまたもやルーフトップカフェを発見したので休憩。
ダイエットコーラ飲みながら30分ほどストゥーパを眺めてました。
すっかり堪能した後は、バスステーションからカトマンズ中心部へ戻ります。
つかね、パタンにせよボダナートにせよ、行くのは簡単なんです。
ドライバーに「パタンに行きたいけど行く?」って聞けばすむから。
でも帰るのが大変なんです。
「カトマンズに行く?」って聞いても「ここだってカトマンズだぞ」って言うし、「ダルバール広場のそば」って聞いても「おまえダルバール広場がどんだけあると思っとんねん」ってつっこまれる。
なんとか地図見せても分かってくれないし……。
しょうがないのでホテル近くのダウンタウン(タメル地区)を指し示し、帰ることにしました。
しかしこのバス本当に狭いなあ。
ミニバスっつっても4人が向き合うように座ってキチキチなのに、それに11人ぐらい詰めるもんだから、もう身動きも取れない。
その上さらに進みながら新規に人を募集すんだから、どんだけって感じだ。
ま、まあキツキツの中をなんとか到着。
そしてもちろんここがカトマンズ中心部のどこらへんなのかが分からないので適当に迷いながら歩き、何とか見覚えのある場所まで到着。
途中、軽食のサモサ(ポテトを詰めた小さな揚げパンみたいなの)を20ルピーで買い、お金を両替し、フットマッサージの相場を調べ(一時間1800円。高い!)、疲れたところでホテルへ到着。
シャワーを浴びて一息つきました。
しばらくゆっくりした後、まだ18時過ぎだったので夕飯を食べにタメルへ。
どこにしようかなと悩み色々見たんですが結局ネパール料理店へ。
カレーでも食べようと思ったんですが、そういやまだネパールの国民食「ダルバート・タルカリ」を食べてないと思ったので食べてみることに。
何やらコースのがいいよっつーので、んじゃまあコースにするかと思ってオーダー。
コースは850ルピーで、食前酒、スープ、ダルバート・タルカリ、デザート、コーヒーがつくかんじ。
ちなみにダルバート・タルカリは、ダル(豆のスープ)バート(ご飯)、タルカリ(おかず)という意味で、1プレートに色々盛られてるネパール定食の事。
でも僕さー頼んでおいてなんだけど豆とか嫌いなんだね。
スープとか日常ですら飲まないのに……。
しかも南アジア、東南アジアのおかずって貧相で美味しかった覚えあんまないんだよなあ。
と鼻から期待してなくとりあえず頼んだのですが、食べてみるとこれが意外や意外。
スープはガーリックが効いてて美味しいし、ダル(豆のスープ)だっていけるじゃありませんか。
コースだから他にダルが二種類ついてて、チキンとポテト。
もうどちらも僕好みでグッド。
予想外にタルカリ(おかず)だっていけてます。
青菜がガーリック味だし、小さな鶏唐揚げがついてきた。
しかもご飯はこんもり
マジで美味しいわ。
ネパールの皆さん、失礼なこと思ってごめんなさいね。
いやほんとに。
ちなみにデザートはヨーグルトに胡椒がかかってるやつ。
これは微妙だった。
あとそうそう、夕食ですがまたしてもルーフトップテラスで食べてたんですよ。
ネオンギラギラのタメルを見ながら。
そしたらある時突然真っ暗になりましてね。
そうです、突発性停電です。
まあ食べる分には全く問題ないのですが、その数分間明かりのないタメルを見たんですよ。
これがなかなか乙なものでしたわ。
違う一面を見れたというか。
というわけでお腹が一杯になったので、ホテルへ。
ツアーの代金の支払を済ませたら部屋へ戻り、洗濯して、20時丁度。
日記を書いて、一日を終えることにしました。

こんな感じかな。
今日一日随分色々見たので大満足です。
明日はちょっと田舎の方に足を伸ばして見ようかと思ってます。
片道2時間ぐらいかかるらしいので、大変です。
でも川に小さな原始的な橋がかかってるみたいなので、嬉し恥ずかし初体験をすると思います。
落ちたらどないしょ……。
まあゆっくりマッタリ楽しみますわ。

そいだけー!


ネパール旅行 四日目

ユウキです。

今日も一日カトマンズ観光。

一日の始まりは11時。
はい、なんでこんな遅いのかっつーと、昨日深夜3時まで部屋の蚊と戦っておりまして、何匹かは超集中でぶち殺したんですが、窓開けっぱなしにしてたおかげで随分と入りこまれてましてね。
しかもそれ以外にもダニがいるのか知りませんが、手に色々できてまして。
まあなんつーか、大変でした。
で、11時に何とか起きてホテルの朝食も取らず出発。
お目当ては、パナウティという田舎町。
カトマンズからローカルバスで2時間ほど進んだ所にあります。
ここには何があるのかと言いますと、ネットの情報見る限り、森に囲まれた静寂な街で、川沿いに雰囲気ある寺が点在している模様。
そして僕的お目当てはその川に作られた吊り橋。
写真を見る限り、本当にローカルな吊り橋でかなり粗末な作り。
落ちそうなのを両脇のロープを握りしめて行くっぽい。
今まで体験したことがなかったので楽しみ。
というわけでバスステーションへ。
何か腹に入れないと2時間はきついと思ったので、バスステーションの軽食屋でモモを食べる。
なんつーかこれ、コンビニの肉まんみたいにささっと食べられるんですよ。
フライドライスとかは注文してから作るのに、スティームモモだけは店前の大鍋で常に蒸してるから頼んだらすぐに出る。
これに僕大好きストロング・レッドブルを飲み、〆て180ルピー。
ネパールは食が安い。
そんなわけで後はひたすら揺られるだけ。
ドライバーと助手席の間のスペースにもぐりこみ、パナウティへ向かいました。
2時間後ようやく到着(25ルピー)。
あー疲れたと思って辺りを見回すと、何やら様子がおかしい。
レストランやホテルはないんだけど、ちょっと賑わっていて、とても森に埋もれた感じではない。
まあそいでも道行く人に場所を聞いてお目当ての橋へ向かいます。
で教わった通りに行った先にあったのがこちら。
DSC_0233
見て分かる通り何やらしっかりした橋とコンクリートの橋が2つありました。
おっかしいなあ、こんな場所じゃないんだよなあ。
もっと森に囲まれていて、建物とかもなくて、原始的な橋が一つあるだけなんだけど……。
どうやら場所を間違えたのかあ。
しょうがないので道行く子供に見せて案内をしてもらおうと思ったら、やはりここだと。
……もしやここが本当に探し求めていたユートピアだったのか。
もうね、愕然ですよ。
静かな田舎を想像してたのに、後ろは住宅街で、肝心の橋が補強されちゃってる。
隣にはコンクリートの橋までできてるし。
しかもなんだよ、橋の脇に干してる洗濯物は……。
はあ……。
正直相当期待してただけにがっくりです。
2時間もかけて来たのにこれか。
しょうがないので橋を諦めて街を散策。
と言ってもここは旅人が立ち寄るところではなさそうで、さっきも言ったようにホテルだの何だのはなさげ。
TIも無いし、地図すら無い。
なので本当に田舎の貧しい民家ばかり。
まあでもこれはこれで現地の人達の生活が分かっていいか。
そういうわけでひたすら歩きました。
どこに何があるのかすら知らないし、街の順路すら分からず。
ただただ民家の間を抜けるだけ。
途中風船で遊んでいる子供や、街の水道で髪を洗ってる女性とかにすれ違い、ちょっとだけ生活風景を拝見。
でまあ小一時間程堪能した後、一息入れるカフェが無かったのでもう帰ることに。
バスを適当に探してカトマンズ中心部へまた2時間揺られて戻りました。
帰り着いた時にはすでに16時頃。
ポツポツと小雨が降り始めてました。
さて、これからどうしよう、と思って考えたんですが、そういや夕方から盛り上がる火葬場があるなと思いだしたので、一路パシュパティナートへ行くことに。
カトマンズ中心部からはバスで40分ほど。
小腹が空いたのでまたモモを腹に詰め込み(80ルピー)、パシュパティナート行きのマイクロバスを見つけて乗り込みます。
んが、このバスが尋常じゃなかった。
そもそもマイクロバスの座席は2席*3と助手席しかないんです(つまり7人用)。
で、これに何人詰めると思います?
10人?15人?
いいえ違います。
28人です。
まず2席のシート*3セットに、それぞれ3名座らせます。
さらに通路に4人。
で次にドライバーの後ろの柵に5名乗せて、その前の足が交差するスペースに3人地べたに座らせます。
そしてマイクロバスのドアのそばに2人座らせて(僕の場所)、さらにドアを全開にして、2名程半分外に出た状態で立たせます。
最後は助手席に3名座らせるんです。
お分かりの通りもうすし詰めとかいう状況じゃない。
山手線も真っ青のレベルでしたよ。
さらに厄介なことにこの状態でもさらに新規を募集するという。
もうどうやって乗せればいいんだか……。
押して押されてほとんど潰れながら何とかパシュパティナートに到着。
逃げるようにして飛び降りました。
パシュパティナートはネパール最大のヒンドゥー教の聖地。
そしてガンジス川の支流があり、そこの脇にアルエガートと呼ばれる火葬場があります。
ここで死体を燃やして、それを川に流す、と言うわけです。
入り口でチケット(1000ルピー)を買い、早速中へ。
パシュパティナート寺院には残念ながらヒンドゥー教しか入れなかったのですが火葬場は見放題。
上流の火葬場は上層階級用、下流の火葬場は下層階級用ということで、この日は下層階級用の火葬場が8個ほど稼働してました。
稼働っつーか、鉄みたいな板の上に木を組み立てて中に死体をいれて上に藁乗せて焼くだけなんですけどね。
こんな感じ。
DSC_0253
でまあ初めての光景だったのでパチパチ写真を撮ってたのですが、正直なんとなく居心地が悪い。
そりゃそうだ。
死んじゃった人が遺族に見守られながら聖なる火で厳かに燃やされてる時に、観光客の僕が乗り込みパチパチ写真撮ってたらそら浮くわ。
つかさすがに、写真撮ってくれって頼んでポージングして撮ってもらう雰囲気じゃなかった。
なんとなく(と言うかすごく)悪い気がしたので火葬場からは退却。
川の対岸から覗くことにしました。
でまあ火を眺め眺めマッタリ。
本当なら燃やされた死体は川に流すみたいなんですが、雨が降ってまして、20分ほど濡れながら眺めてたのですが、一向に終わる気配がなかったので諦めました。
すぐに帰るのもあれなので適当に寺院の見学。
適当に寺院見て、写真撮って、通りすがりの人と話して。
つかこの街、猿が多い。
至る所にいる感じ。
でゴミ漁ってる。
まあだからなんだってわけでもないし、別にいいけどね。
小一時間ほど見学した後、帰る前に最後に火葬場をもう一度覗く。
するとちょうど一つが終わったのか火を消してた。
で、それを眺めてたら皆が集まってきて地面に藁を少し置き火をつけたと思ったら、皆で列に並んでその火を跨ってどこかに消えていった。
こりゃ一体なんだろうかと思ったんですが、とりあえず僕も「えいやっ!」と跨がってみましたが、まあ特に何もなし。
それでいい加減雨も降ってきたし疲れたので、ここらでようやく帰ることに。
相変わらず地図もないので適当に彷徨いなんとかバスをゲット。
40分ほどしてカトマンズ中心部でおろしてもらった筈なんですが、どこだか分からず30分ほど彷徨い、何とかホテルへ。
ここでようやっと一息つきました。
しばらくネットしてボケボケした後は、最後の力を振り絞って夕食へ。
タメルまで歩いてパスタでも食べようかと思ったんだけど面倒になりホテル隣のレストランへ。
チーズバーガーとモモ(今日3回目)を頼んだら、ネパールの厚いパンに揚げた肉が挟まってて、四角いチーズが2枚挟んでるだけなのが出た。
しかも肉は外はカリカリなんだけど、中は生焼け。
大丈夫なのかな、これ……。
まあもう気にしてもしょうがないし、味は結構美味しかったので満足。
ホテルへ戻りロビーでコーヒーを飲んだ後、部屋へ帰って一日を終えました。

とまあ今日の一日はこんな感じ。
まあ見るもの見れたし良しとするか。
これでカトマンズにおける見たいものはほとんど見たことになります。
明日は丸一日予定ないので、ダルバール広場にでも行って寺院で休むか、カフェ行って本でも読もうかと思います。
で明後日14日は、なんとネパールのお正月。
ティミという街でお祭をやるというのでそれを見学しに行く予定。
そして15日はヒマラヤショートトレッキングです。
まあ色々楽しみです。
皆さんも今しばらくお付き合い下さいね。

そいではー!


ネパール旅行 五日目

ユウキです。

今日は予定がない休息日。
さてさて、どう過ごしたでしょう……。

一日の始まりは11時。
少し前に起きてたのですが、予定もなく眠かったのでうたた寝してました。
外にでると少し小雨気味。
昨日の夜は大降りだったので、まあこれぐらいならいいか。
で、まずはダルバール広場へ。
チケットを求められましたが1Weekチケットに切り替えてたので問題ありませんでした。
やったね。
それから朝食を取ります。
どこにしようか悩んだのですが、広場に隣接しているルーフトップレストランがあったのでそこにしました。
頼んだのはカルボナーラ。
正直ネパール料理はモモばっかなので飽きてきたんです。
が、これが失敗。
ベチャベチャしてて牛乳浸し、しかも卵を使ってないわけのわからん代物でとてもまずい。
おまけに400ルピーもしたし。
なんだよ、モモなら50ルピーぐらいじゃないの。
やはりネパールは庶民の暮らし範囲なら物価は超安いんだけど、少しでも異邦人の行動をすると高くなるなあ。
やれやれ……。
それから近くのカフェでコーヒーをテイクアウト。
広場のメイン仏塔に登ってコーヒー飲みながら読書してました。
しばらくすると雨が少し止んだので周囲を散歩。
んが、これも正直微妙。
というのも先程まで雨が降ってたので地面に汚水がたまってるんです。
汚水というのは、ネパール人っておばさんもおっさんも餓鬼も皆事あるごとく地面につばを吐きまくってまして。
その汚い水の上を車やらバイクやらが通り撒き散らしていくのでたまったもんじゃないんです。
僕半ズボンだから足が汚れて汚れて。
あーデニムにしたら良かったかな、でもデニムだとデニムが汚れちゃうかー。
とか何とか思いながら都度足にミネラルウォーターかけて洗いながら進みました。
それから一周してまたダルバール広場に戻ってきたところで、今度はカフェでケーキを食べる。
200円ぐらいで結構美味い。
内装もお洒落なので、ここがネパールとは思えない感じ。
まあ外を見りゃ見慣れぬ異文化の風景があるんですけどね。
そんなこんなでしばらくゆったりしたのですが、まだ14時ぐらい。
さてもうやること無いからどうしようかなと思ってガイドブックを見てたら、一箇所行ってなかった場所があった。
カトマンズ中央からバスで1時間ほどの場所にあるバクタプルという街。
どうして行かなかったかというと、もうパタンだのボダナートだの見ちゃって、同じ風景だろうからワザワザ行く必要ないだろと判断して敬遠してたんです。
んがまあ正直ここでコーヒー飲んで周囲を散策しても時間あまりまくるだろうから、気は乗らないけど向かってみることに。
そゆわけでマイクロバスでバクタプルまで向かいました。
一時間強乗りながら到着(50ルピー)。
小腹が空いてたので出店でモモ買って食べ(60ルピー)、入口のゲートへ行きました。
んで、さて見学するぞーと思った所、何故かガードマンに呼び止められる。
何だ何だ?と思ってたら、なんとチケット買えとのこと。
えーここチケットいるのかよ、と思って看板見たら確かに買う必要があるみたい。
しかも1500ルピー(1800円ぐらい)もする。
おまえね、1時間のバス代が80円ぐらいで、モモが90円ぐらいでしょ?
なんだってチケットだけこんなに高いんだっつの。
とまあイライラしたのですが、ここまで来たのでしゃーない、諦めて購入しました……。
ちなみにこのバクタプルという街。
意味は「帰依者の街」ってらしくて、昔首都だったこともある古都とのこと。
で、車やバイクの往来が街中はほとんどないので雰囲気が楽しめる、みたい。
そんなわけで期待して進んだところ……ここ、冗談抜きにすごく良い!
いや本当に雰囲気が素晴らしい。
バクタプルのダルバール広場はカトマンズ中央のとあまり変わりはないんだけど、その先の通路とか車やバイクがなくて地面も汚れてないもんだから、すごく落ち着いて歩ける。
街の雰囲気も昔の建物だけが残ってて、ギラギラしたネオンの広告など一切無し。
レストランやらカフェも無くて、その分落ち着いてる。
なんつーか昔やったゲームの世界みたいなんですよね。
こんな感じの場所が出てきてもおかしくない、みたいな。
日本で言うと石川県のひがし茶屋街がずっと広がってる、とイメージしてもらえると分かりやすいかも。
とにかく昔の世界にタイムスリップした感じがするんです。
いやー、全然期待しなかったけど、ここはいいや。
すっかり気を良くした僕。
1時間ほど散策して、最後はダルバール広場に隣接しているカフェで地べたに座布団敷いて座ってお茶。
雰囲気を最後までたっぷり味わった後、バスに乗ってカトマンズ中央へ戻りました。
カトマンズに着いた後、今度は美容院へ。
つまり5日ほどもう水シャワーでしか髪洗い流してないので、そろそろゴワゴワしてきたんです。
なのでここらで綺麗にしようかと。
見つけた美容院は汚い感じだったんだけど、まあシャンプーで洗うぐらいだしいいかなと。
で洗ってもらって(水シャワーだった)髪の毛がサラサラに(350円ぐらい)。
外にでるとすっかり暗くなってきたので、最後はホテルの隣のレストランで昨日食べたハンバーガー(生)とエッグカレーを食べ、ホテルのフロントで甘いコーヒーを飲み一日を終了。
明日に備えて休みました。

いやー今日は一日休息日の予定がすっかり楽しめましたわ。
バクタプル、本当にオススメでした。
この旅で一番気に入ったかも?
あ、写真を貼るの忘れてた。
こんな感じ。
DSC_0296
で、で、で、明日なんですが、明日はネパールのお正月!
ティミという街でお祭りがあるようなので、行って来ます。
色々楽しめそうな催し事があるとのこと。
日記、楽しみにお待ちくださいね!

そいではー!


ネパール旅行 六日目

ユウキです。

今日はネパールのお正月。
僕もお祭を見に行きました。

一日の始まりは9時。
本当はもちっとゆっくりしたかったんですが、ホテルマンがお祭に行くなら朝9時からがいいよって言うのでこの時間。
ちなみにお祭りはティミという街で行われます。
昨日行ったバクタプルの近く。
バクタプルでもあるんだけど、そっちは人多すぎらしくオススメできないようで、厳かな古来からの祭りはティミでやるみたいです。
なので朝飯取らずにバスに乗ってティミへ。
45分ほど揺られて到着。
小さな田舎町っつーからどんなんかと思ったんですが、確かに少し荒廃気味。
朝食食べようにもレストランがそもそも見当たらず。
しょうがないので祭りが行われるというシッディカリ寺院へ向かいます。
田舎道を多少迷いながら到着。
少し人だかりが出来てて、寺院に設置された炎に向かって何かしてました。
ん、でもおかしいなあ。もちっと盛り上がってるはずなんだけど。
そう思ってしばらく眺めてみたのですが、大した変化はなし。
そこで隣の人に「お祭りってこんなもん?」って聞いたら、なんとお祭は17時から始まるとのこと。
……おまえ、そうホテルのボーイ、お前だよ。あのな、ガイドブック見ても夕方からって書いてるのに、なんでお前は朝9時から行ったほうがいいっつーんだ?今何時か分かるか?昼の11時だよ。これから6時間もカフェすら無いこのクソ田舎町で何しろと?
もうね、泣けてきますよ。
眠いのに、疲れてるのに、朝から来てこれ。
時間潰すっつってもやること何もないし、ほんまどないしょ……。
と、一頻り凹んだ僕。
ふとガイドブック見て名案が浮かびます。
ピコーン!
このティミという街は最初に書いたとおりバクタプルのすぐ近く。なら一旦バクタプルへ行って時間つぶしたらいいんじゃないか!
と、ナイスなアイデアを思いつき、即座にバスステーションへ向かいました。
んで程なくしてバスが来たんですが、これが失敗。
もうね、バクタプル行きは混んでて混んでて。
そもそも始発のカトマンズから満員で、皆終電のバクタプルへ行くのに、途中にティミで乗れるわけが無し。
どう考えても乗れないこのバス。
んが、バスのガイドは乗れ!乗れ!といいます。
おまえね、金貰いたいからそんな事言ってっけどこれにどう乗れと?
そうこう考えてたら、ガイドの兄ちゃんがステップの端っこを指し示します。
……も、もしやこれ、ここに片足だけ乗せて、ドアの外に体を全部出して、片手で天井を握りしめて進めっつーんじゃないだろうな。
相当嫌な予感がしたんですが、なんとその通り。
この糞スピードが出ている中を、バスのドア全開して、僕とガイドだけが片足片手だけ中にいれてそれ以外全身を外に出して風を切って行くことに。
僕ただでさえ右手の握力が無いのに、もうあまりの恐怖に泣けてきましたよ……。
何とか必死でしがみつくこと15分、バクタプル到着。
とりあえず小汚い出店でハンバーガーを頼み(まずかった)、街の入口へ。
と、ここで一つ問題が。
この街、昨日書いたとおり入場料がかかるんです。
1500ルピー(1800円)も。
で、一度買ったら一週間は使えるんですが、僕昨日買うときにもう来ないだろうと思って「1Day OKOK」とかふざけたこと言っちゃったんですよ。
肝心のチケット自体は奇跡のようにポケットに残ってたんですが(いつもはゴミとかチケットはすぐ捨てる)、これだけが心配で心配で。
というわけで入り口で待ち構えているガードマンを見かけたら、チケット振りかざして早足で駆け抜ける戦法を取ることに。
大丈夫か?大丈夫か?
祈りながら進んだら、正直お正月の人だかりでそれどころじゃないっぽかったので呆気無く通過。
ふいー。
で、まあ、二日連続バクタプルです。
お正月モードのバクタプルは、昨日とは打って変わって人混み人混み。
まあそんなかで広場の仏塔の最上階についてるカフェに行って、広場方面口一番前のテラスシートを運良く確保。
コーヒー(250ルピー。高い!)飲んでマッタリ。
眼下では遺跡の前にステージが出来ており、何やら楽器に合わせて歌を歌ってる人がいます。
DSC_0306
それに合わせて掛け合いが続き、皆が盛り上がる盛り上がる。
やっぱネパール人もお祭り好きなのね。
そんなわけで小一時間ほど休んだ後、また街を散策。
この街のメイン通り「ティブチェン・トール」は昨日も書いたとおり本当に美しい街道で僕お気に入り。
また戻ってこれて嬉しい。
でプラプラ歩いてたら昨日も見かけた井戸を発見。
しばらく眺めてたらおばあちゃんとかが井戸に水汲みに来てました。
つか僕知らなかったんですが井戸って水の汲み方があるんですね。
ネパールだと上部に穴が空いたポリバケツを井戸にぶん投げるんですよ。
でポリバケツが横向きになると水が入るんです。
それから半分ぐらい浸かったら落ち着くので、今度はちょっと持ち上げて、重さを使って井戸垂直に落とすと一瞬沈んで水が入る。
これを繰り返すと無事満杯になる、と。
こんなやり方だったんだー、と思ったら、若い女の子が水汲みにやってきた。
しばらく眺めてた僕だったんですが、意を決して女の子に話しかけます。
「あのさ、もし良かったら一回でいいから僕にもやらせてくれない?」
すると女の子が笑いながらポリバケツを貸してくれました。
やったー。
で、試してみたんですが、これ意外に重労働なのね。
井戸が深いっつーのもあるんですが、満杯のバケツを持ち上げるのが一苦労で。
途中で変わってもらいたかったんですが、僕だって男の子。恥ずかしくて言えませんでした。
何とか上まで持ち上げ、満面の笑みを浮かべ女の子に渡しました。
そしてお礼を言って颯爽と去る僕。
かっこいー!
後ろからは大爆笑が聞こえてきました、とさ。
でまあ一労働したのは良かったんですが、ここに来て猛烈に腹痛が。
僕さ、パパン譲りでお腹弱いんだよね。
何とかトイレないかと探したんですが、ありそうなお店が何一つ無し。
しょうがないので一旦逆側のゲートのガードマンに聞いたら、ゲート外の赤い立派な建物にあると教えてくれました(チケットをチェックされたけど、大丈夫だったみたい。ふい~)。
慌てて赤い建物に向かい、トイレの場所を教えてもらいます。
で飛び込むようにして入ったのですが、悲しいかなトイレットペーパーが無い。
蛇口と柄杓と便器だけ。
もうおしりを抑えながら受付の女の子にトイレットペーパーをもらいに言ったんですが、「そんなもんはねえから水で洗え」とのこと。
オーマイゴッド。
遂に、遂に、遂にこの時が来てしまったか。
大きい方をした後、右手に水を持ってそれでお尻を拭くという。
あー、こうして文明人としての僕がまたすり減らされるのか。
もう嫌で嫌で仕方なかったんですが、正直他に綺麗なトイレがあるあても無し。
そもそも見る限り一番しっかりしている建物のここがそうなら、どこもそうなんだろう。
というわけで背に腹は代えられぬ。
意を決した僕。
まずは陶器むき出しの便器を水で洗いながし清掃(出来てないと思うけど一応自分を納得させるため)。
それから水びちゃびちゃになりながら用をしました。
で、さーて、んじゃ手で洗うかと思ったところ、「まてよ?そういや僕いつも下痢気味だからポケットティッシュがあるはず……」と大切な事を思い出しました。
それで神にも祈る思いでポシェットを漁ると……。
4個もポケットティッシュがあったー!
もうね、ほんまに嬉しかったですわ。
仮にも日本人の僕がね、手でお尻を拭うのだけは嫌なんですよ。
ほんま避けたかったんです。
分かりますよね、この気持。
人としての尊厳というのか何というか。
ま、そんなわけで何とか九死に一生を得たユウキ。
ティッシュを使って綺麗にしました。
ちなみに使ったティッシュは流すわけにもいかず、床の奥にぽいっちょしました。
すぐ次に待機していたおばちゃん、あれ僕の。すまんね。
と、言うわけでー、お腹がすっかり軽くなったユウキは、また道に戻り広場へ。
昨日と同じカフェでコーヒー飲みつつマッタリしました。
そうこうするうちに15時ぐらいになったので、カフェを後に。
バスステーションへの途中にあったレストランでソーセージピザ(200ルピー。美味かった)を食べ、バスでティミへ向かいました。
ティミへは大体10分ほどで着くんですが、この日はお祭ということで渋滞が酷いことに。
到着した時はお祭りの10分前、16時50分ぐらいでした。
ネパールのお正月のお祝いは、楽器を鳴らしながら沢山の神輿を担いでまわる形式。
着いた時から騒がしい音楽が聞こえてきました。
でメイン会場のシッディカリ寺院へ向かっていったのですが、途中途中で賑やかな団体に出くわします。
お鍋の蓋を二つ持ってシンバルみたいに鳴らし、前から太鼓でバンバン囃し立て、神輿を担いでいく若い人たち。
それに合わせて着飾った女の子もついていきます。
まあなかなか見応えのある感じ。
シッディカリ寺院へ着くと、ここでは正装した女の子たちが列を並んでました。
先へ行ってみると寺院に向かって米を投げつけ、炎に手を一瞬入れて、お祈りして、出ていきます。
僕もやりたかったんですが、さすがにこれは観光客が信心無くやっちゃいけない部類だろうなと思い見てるだけにしました。
しばらく眺めてるとおっちゃん達が用を終えた女の子にオレンジジュースを振る舞います。
いいなあと思ってたら、奥のほうではおっちゃん用に何かを配ってるのを発見。
これぐらいなら僕も参加していいだろうと思い列に並ぶと、無事コップに白い飲み物を注いでもらいました。
なんだろうか、甘酒だろうか。
と思って飲んでみると、薄い日本酒のような物。
僕さー、貰っといてなんだけどアルコール飲めないんだよね……。
だったら貰うなよとツッコミがありそうですが、まあ欲しかったんですよ。
で、貰ったはいいが飲めないので捨てたいんですが、さすがにひと目があるところでは出来ず。
何とか離れた所に行ってぽいっちょしてきました。
さて、一通り祭りの儀式を見たユウキ。
あともう一つだけやってみたい、むしろこのためだけに来たことがあります。
それは……ティカという色粉を投げて粉塗れになりたい!です。
そうなんですよ。
ティカってオレンジ色をした粉がありまして、普段は額に丸い模様を書くのに使うやつがあるんです。
で、祭りの時にはその粉を投げ合って皆で盛り上がるらしいんです。
そう言われてみると街中でも粉まみれの若者がチラホラいるんです。
僕はいつのタイミングでかけられるのかな~、目や口に入ったら嫌だな~、とドキドキしてたのですが、なかなか誰も投げてこない。
そうこうするうちに街の出口付近まで来ちゃったわけなんですが、ここに来て盛り上がる若者達の神輿集団を発見。
よく見てみると、中央のおっさんが肩掛け鞄いっぱいにいれたティカを若者達に振りまくってます。
DSC_0342
お、来たか。僕初体験!ばっちこいやー!
そう思ってドキドキしながら(かつ期待に目を輝かせながら)見てたんですが、このおっちゃん、僕を華麗にスルー。
一同はシッディカリ寺院へ向かって行きました……。
そうだよな、誰も観光客の僕にはかけないよな。
そもそもかけていいかも分からないだろうし、文句言われたら鬱陶しいだけだもんな。
はぁ……。
すっかり凹んだ僕。
もう特にやることなかったので、失意のうちにカトマンズ中央へバスで帰りました、とさ。
というわけでカトマンズ中央へ戻ってきたのですが、こちらもやはりお正月お祭モード。
バスステーション前の広場ではライブみたいな事をやってました。
帰る道々も出店(と言っても地べたに風呂敷引いて物置いてるだけ)が並び、賑やか。
まあ特に欲しい物もないので帰ってたんですが、ここで一人奇妙な老婆を発見。
何やら体重計を目の前に置いて座ってるだけ。
はてな、これは一体なにしてるんだろう。もしや、あれかな?
そう思って見てたら、どこからともなくおっさんが現れて体重計の上に乗っかった。
それから数字を見たら老婆にお金渡してまたどっかに消えてくおっさん。
やはりあれか、これがうわさに聞く「体重計屋」か。
本当にそんな商いがあるなんて……。
と、ショッキングな光景を見て動揺しつつ、無事ホテルへ戻りました。
最後は明日のトレッキングのスケジュールを確認し、隣のレストランで飯食べて(モモがなかなかでてこなくて喧嘩した)休みました。
明日は朝早いから早めに寝ないとね。
やれやれ。

と、まー今日一日はこんな感じ。
なんつーか楽しかったんだけど、疲れました。
てかあれですよ、僕、ネパールへは気分転換で来てるのに、連日連夜観光しちゃって正直何故か疲れてるんです。
こんなはずじゃなかったんだけどなあ。
というわけで、明日は一日トレッキングするので休めませんが、明後日は丸々どこにも行かない休息日にする予定です。
マッサージして、本でも読もうかと。
それぐらいしなきゃ疲れが取れませんよ。
いやほんまに。
ま、そんな感じですわ。

そいだけー!


ネパール旅行 七日目

ユウキです。

今日は嬉し恥ずかし初ヒマラヤトレッキング。
と言っても超初心者用のショートトレッキングですが。

一日の始まりは朝7時。
朝日を見たいなら4時ぐらいだったんですが、別段興味なかったのでこの時間に。
ホテルで朝食を食べて、雇ったガイドと一緒に車で何処かへ向かいます。
で2時間ほどで出発点に着いたようで、ここからナガルコットへ歩いてきます。
というわけで早速出発。
ザム、ザム、ザム、ザム……。
んが、なんだか様子がおかしい。
……あれ?これ本当にトレッキングコースなの?
そうなんです。
僕、トレッキングっつーと大自然の中で緑々しい植物に囲まれて芝生の道を歩いて行くもんだと思ってたんですよ。
でも実際は山の糞砂利道を延々と歩くだけで、自然といえば汚い樹のみ。
一番おかしいと思うポイントは僕達以外誰もトレッキングしてない事。
これもしや単なるローカルビレッジへの道なだけなんじゃ……。
そう思ってガイドに何度も聞いたのに、ここはトレッキングコースだよと言いはる。
んじゃなんで誰もいないねん。
しかもヒマラヤトレッキングなのに、今歩いてる側がヒマラヤと逆の側で山が一つも見えない。
何度も何度もガイドに文句を言ったんですよ、あっち側歩きたいって。
でもOKOK言うだけで一向にこの糞砂利道から抜け出せぬ。
もう僕疲れて疲れて、2時間ほど歩いた時遂にガイドにブチギレ。
「てめー、こんな糞景色見ながら砂利道歩きに来たんじゃねえよ!」
するとガイドが携帯でどっかに連絡し、ナガルコットまで車で行くことに。
それでその後ヒマラヤ側を散歩して写真を撮ろうとのこと。
おまえね、最初からそうしろよ……。
気分がイライラしている僕の受難はまだ続きます。
車でナガルコットまで来たのは、肝心要のヒマラヤがガスってて一向に見えない。
ガイド曰く、サムタイムオープン、サムタイムクラウディー、みたいなんだけど、待てど暮らせど見える兆しが無い。
何とかヴューポイントまで行き、しばらく待機してたのですが、結局駄目。
散々苦労して登ったのに、ヒマラヤ、ほとんど見れませんでした。
はあ……。
まあそもそも山なんざ興味ないから別にいいけど……。
あ、ちなみに山歩いてる途中、群生のマリファナが沢山ありました。
ここらには良く茂ってるんですって。
まあその時は、こんなもんいいからはよヒマラヤみせーや、って感じだったんですが。
そんなこんなで、朝8時に出発して昼14時にはホテルへ戻ってきました。
もうクタクタ……。
それからは部屋でマッタリ。
で、ちょっと小腹が空いたので雨の中フレンチフライを食べました。
ネットで見かけたBK’s placeというフレンチフライ屋なんですが、結構美味い。
ソースが9種類ぐらいあって、マヨネーズとピーナッツをチョイス。
後から聞いたんだけど、オリジナルもなかなか良さそう。
明日また来てみるかな。
それからコーヒーでも飲もうかと思ったんですが、雨で足が汚水まみれになったので部屋へ戻り、シャワーを浴びてまた一息。
最後は力を振り絞って隣のレストランへ行き鶏の唐揚げとプレーンライスを食べ、お腹が膨らんだところで一日が終了です。

とまあこんな感じでした。
トレッキング、別段楽しみにしていたわけではないんですが、気が疲れました。
そうそう、今日マッサージ行こうと思ったんですが、やっぱここは高い。
タイだと600円ぐらいなのに1800円ぐらいする。
もちろん日本よりは安いんだけど、クレカが使えないのでなかなか行けず。
明日最終日は休息日にする予定だから、残金気にしながら行ってみようかな。

ま、そいだけー!


ネパール旅行 八日目

ユウキです。

楽しかったネパールも今日が観光最終日。
丸一日休息に充てました。

一日の始まりは9時。
それから11時近くまでダラダラしてました。
まず最初に向かったのはファイヤー&アイスというピッツェリア。
なぜイタ飯かというと、ここはクレカ払いができるようなのです。
正直キャッシュが後1800ルピー(2000円)ぐらいしかないんですよ。
まあ普通の暮らししてたら一日ぐらいは余裕なんですが、一応念には念を入れて、です。
で僕大好きパイナップルハワイアンピザとフライドポテト、それにダイエットコークを頼む(朝からすごいな)。
〆て1350ルピー。
これって日本円で1500円ぐらいなんですよね。
やっぱネパール人の生活の範囲外のことになると格段に値段が高くなりますなあ。
お腹が膨れた後は近くにあるガーデンオブドリームズとかいうイギリス式の庭園へ行ってみることに。
まあ全く期待してなかったんですが、やることなかったんです。
で、受付で200ルピー払って中に入ると、なかなか悪くないじゃないですか。
芝生が綺麗に段になって配置され、それぞれにマットが敷いてあり寝れる感じ。
中央には噴水があって、両サイドには綺麗なテラスなんかもありました。
とりあえずサイドのテラスに座り隣にいたネパーリ(ネパール人)と会話する僕。
何やら33才なのにもう6才の子供がいるんですって!
ネパーリは結婚が早い。
談笑した後は気になってた芝生に移動しマットでゴロリ。
で、これが気持ち良いのなんのって。
青空の下こんな広々と寝る機会はあんまありませんからね。
マルコ達と寝っ転がったカナダを思い出します。
すっかり腰を落ち着けた僕、2時間ほどボンヤリ読書して過ごしました。
14時過ぎになったのを確認すると、一日寝てるのもあれなんで移動。
どうも昨日の影響で体が痛いので、お金を3000ルピーほど引き出してマッサージに行くことにしました。
街を歩いてるとマッサージ屋がチラホラあるんですが、どれもボロボロのトタン屋根の小屋みたいな所ばかり。
マッサージ部屋も薄暗くて汚いビニールのベッドとか、ゴミクズとかたまってるような部屋みたいな。
マッサージってさ、雰囲気も大切なんだよねえ、高い金払うんだからさ。
しょうがないので、初日に行ったグリーン・ハーツというマッサージ屋へ。
ここはな~綺麗なんだけどちょっと高いんだよな~あんまり上手くないし~と思ったんですが、背に腹は代えられず。
んが、着いてみるとメニューがなんと安い。
こないだは90分で2200ルピーぐらいだったのが、1850ルピーみたい。
これなら日本円で2000円ぐらいなので割安です。
というか最初の値段は何だったのか……。
気を良くした僕、足を洗ってもらって(前回はこれもなかった)、早速スタート。
可愛い女の子に揉んでもらいます。
ムギュ、ムギュ。
……お、お、この子、可愛い顔して割りとやるもんだねと。
そう、自称タイ古式マッサージ通の僕なんですが、この子の繰り出す技が非常にユニークで体験したことないのばかり。
なのでとても新鮮なんですが、それでいて丁寧にやってくれるからもう気持ち良い。
90分間をすこぶる堪能しました。
あまりにも気分が良くなったのでお釣りは彼女にチップとして渡してあげました。
あ、そうそう、ネパール行く人用に彼女の名前を書いときます。
イシュアリー、という女の子です。
良かったら指名してあげてください。
ちなみにマネージャーみたいな男はあんま上手くありませんでした。
すっかり気分が良くなった僕。
引き出したキャッシュがまだ残ってたので、次は同じフロアー内の目の前にあったバーバーへ入り、シャンプーをしてもらうことに。
あんま臭いと明日帰る飛行機で皆に迷惑をかけますからな。
先日行ったバーバーが300ルピーだったのでタメルでは幾らかなと思ったら、なんと165ルピー(190円ぐらい)。
安い。
タイで確か300円ぐらいだったのですが、それを更新する値段です。
さてお点前拝見、と思ったんですが手を抜かずしっかり洗ってくれました。
髪の毛サラサラ~。
体が軽くなって頭もリフレッシュした僕は、次は見納めのダルバール広場へ行くことにしました。
でもちょっと歩いて行くのは面倒なんだよな~と思ったら、リクシャー(自転車に二人乗りの籠がくっついてるやつ)があった。
そういやネパールではまだ乗ってなかったな、ということで100ルピーだったので乗ってみることに。
んが、これが正直微妙。
そもそも道が全然整備されてなくて穴だらけ岩だらけな上、車とオートバイと人で混みまくってるから、ガンガン上下に揺さぶられ、クラクションが鳴らされまくり、とても生きた居心地がしませんでした。
そいでもなんとか到着(100ルピーだった)。
人生最後のダルバール広場です。
いつものようにメインの仏塔(シヴァ寺院)へ登ります。
今回はコーヒーは買わずに来ました。
それはこの仏塔には魔法瓶を持った子供がチャイを売りつけに来るのをこないだ知ったから。
思った通り、僕が最上階の石畳に腰を下ろすと、早速子供がやってきます。
チャイいらないか?だって。
幾らなの?と聞いたら、50ルピーっつーから、可哀想だけど少し値切って30ルピーにしてもらいました。
だって財布の小銭がちょうど30ルピーだったんだもん。
でも知ってるぞ、おまえ脇の外人のお姉さんに20ルピーで売ってたろ!!!
そんなわけで子供にお金を渡すと、嬉しそうに子供がチャイをくれます。
いやくれますっつーか、手に持ってた小汚い使い捨てのコップに魔法瓶からチャイを注ぐだけなんだけど、このコップ、おまえ本当に綺麗なのかよ、と突っ込みたくなるレベル。
まあもういいけど。
ちなみにチャイは甘くてとっても美味しい。
衛生面さえ気にしなければこれは買う価値あり、です。
そんなわけで仏塔でひたすらマッタリ。
もう人生でここに来るこた一生ないだろうなと思いながら休みました。
チャイもすっかり飲み終わったんですが、まだまだ休もうと思って、今度は広場に隣接している洋風のカフェへ。
チョコレートケーキ(160ルピー)とコーヒー(140ルピー)を飲んでマッタリしました。
ちなみにこないだも来たここ、結構強いWifiがありますのでオススメです。
後世の人の為に名前を書きたいんですが、失念しました(いやほんと申し訳ない)。
確かマヘンドラ博物館の前とかだったかな。
看板が白地で何とかCaféって書いてるのでダルバール広場から見つけられるはずです。
ま、すっかりマッタリした僕。
気づけば18時頃になったので一旦ホテルへ帰りました。
それから疲れたので一旦休憩。
小一時間ほど休んだかな、あんま遅くなると物騒なので夕飯に出かけることにしました。
最後の飯はクレカが使えるネパール料理を、と決めていたのですが、調べてみると結構遠い。
なのでもう適当にタメルで食べることに。
で、選んだレストランが、よりによって日本食レストラン。
おまえね、どうして明日帰るっつーのに、よりによってこんな不味そうな日本食を今食べるんだ?と自分で自分に突っ込みたくなりますよ。
いやほんまに。
言い訳するとね、もうなんだって良かったんですよ。
歩いてたらカツ丼275ルピーって書いてたから適当に入ったんです、はい。
で、「おふくろの味」とかいうふざけた名前のこのレストラン、正直不味いだろうと思ってたんですが、まあそこそこ食べられる味でした。
思い起こせば20年以上前、パパンに連れられて行ったドイツの日本食レストラン。
寿司なのにシャリが温かく、味噌汁は出汁も何も入ってない単に味噌を溶いただけの汁。
僅か20年でこのレベルの日本食が、しかもネパールなんぞで食べられるなんて、変われば変わるもんですなあ。
久しぶりの味に満足した僕、後はそそくさとホテルへ帰り、最後の日を終えました、とさ。

いやー今日は疲れが取れた取れた。
気分転換にネパール来たのに疲れを残して帰国じゃ馬鹿らしいですからね。
身も心も最後にすっきり、というやつです。
明日は14時のフライトなので10時起きです。
まずはソウルまで8時間の旅。
それから地獄の空港10時間待機。
何とか切り抜けたら2時間フライトで成田到着、です。
ほんの10日間の旅ですが、最後までもちっとだけお付き合いくださいませませ。

そいではー!


ネパール旅行 九日目・十日目

ユウキです。

今日は帰国日。
ネパールともお別れです。

一日の始まりは10時。
パッキングして朝食を食べ予約していたタクシーを待ちます。
んが、今日なんだか偉い人が死んだみたいでそれの葬式でトラフィックジャムがあるとのこと。
なので頼んでたタクシーが来なくなり代わりのものを手配してもらって空港へ行きました。
空港につきチェックインをしてもらい無事出国。
と、ここまでは良かったんですが、この空港小さくて小さくて。
出発するフライトの電光掲示板があるんですが、小さい一画面のみで全部で8フライトしか表示されません。
しかもなんとそのうち6フライトがDelayed。
何たるこっちゃ。
こりゃ僕のフライト情報なんて乗るスペース無いなあと思ってたんですが、案の定見れない。
なんとか係員に聞いたらやっぱり僕のもDelayed。
何やら悪天候なのでほとんど飛ばないんですって。
むむむーどうしようか~と混雑していたロビーで待ってたら、予定時刻より1時間遅れで出発することに。
良かった良かった。
で、乗り込んだのですが、この飛行機がまた揺れる揺れる。
もう手に汗握る展開でした。
でも行きは8時間かかったところが、5時間強でソウルまで着いたので意外と楽でした。
で、ソウル仁川国際空港に着いた時点で日付が代わり1時頃。
レストランでビビンバ食べた後、ユウキ大好きラウンジ巡りを~と思ったんですが、なんと4つあるラウンジの内24時間やってるのは、行きに使ったSkyhubだけということが判明。
なんだよ、アシアナだのKALだのは違うのか。
仕方ないのでSkyhubでマッタリ。
ここはUSB充電ポートとかあるから結構便利。
いい場所知りました。
で朝の5時までひたすらネットしてました。
5時を過ぎるとこんどはアシアナが開く時間。
僕はシャワーを浴びたかったのでアシアナへ移動しました。
本日最初の客として僕が入ったんですが、アシアナ、かなり凄いですな。
シャワールームは欧米の高級ホテル並みに豪華。
すっごい清潔なのはもちろん、アメニティが超充実してる。
シェービングクリームやアフタースキンローションも何種類もあるし、歯磨き、耳かき、なんでもござれ。
トイレも完備だったので30分ぐらい長居してしまいました。
体がこざっぱりした後は今度はシャワールームの隣にあるリラックスルームへ。
こちらも負けじと凄かった。
完全フルフラットになる椅子があって、サイドデスクや充電などが完備。
なのでロビーからクッキーやらコーヒーやらを持ち込みひたすらボケボケ。
疲れも取れてリラックスしたら、いつのまにか朝10時になってました。
恐るべし、アシアナ。
そんなわけで最後はソウルから成田へのフライト。
こちらはもうあっという間だったので、タブレット弄ってたら到着してました。
これにてネパールからのフライトも終わり。
成田でおかえりなさいをした後、僕はママンパパンの待つ家へ帰りました。

ま、こんな感じですな。
行きに比べると全然疲れませんでした。
と言うか仁川国際空港凄いわ。
成田空港とレベルが違う。
初めて来たんだけど、ファンになりそう。
すごいねえ。

んじゃま、そいだけー!


ネパール旅行 総括

ユウキです。

いやーネパール旅行、好事魔多しと思って警戒してたのですが、特に大きな問題無く終わりました。
一安心。
で、今回の旅、結論的には「ぼちぼち」です。
良い面もあり悪い面もあり。
期待しすぎてがっかりした事もあったんですが、予想外に良かった部分もありました。
そんなわけで振り返って見ましょう。

■ホテルと地理
今回はKathmandu boutique Hotelというタメルとダルバール広場の間にあるホテルに泊まったんですが、これは正直失敗。
人はすごく優しかったんですが、部屋が最悪です。
ベッドは硬すぎるわ、ダニはいるわ、蚊はいるわ、おまけに天井低くて頭ぶつけて血が出るわ、と。
まあ一泊2200円だったんですが、オススメはしません。
ちなみに地理的な面でいうと、悪くなかったです。
というのもぶっちゃけタメルってあんま行かなかったんですよ。
一番行ったのが街の東のバスステーションなので、一本で行けるのは楽でした。
もっとバスステーションに近かったらベターかな。
タメルに泊まると五月蝿そうだからオススメできません。
あとダルバール広場なんてそうそう何度も行かないので、この付近で宿を取る必要は全くありませんでした。

■見どころ
今回観光は全く期待してなかったんですが、バクタプルという街がとても気に入りました。
静かな古都だったので、ネパール行くかもって人がいたら候補に入れといてください。
その他はまあボチボチです。

■飯
モモが安くて早くて美味い。
店先で常に作ってるので、頼んだら5秒で食べれる。
どこにでも売ってるし小腹が空いた時とか最適。
ダルバート・タルカリとかも意外にいける。
他にもアジア特有のフライドライスとかは当然安い。
100円でお腹いっぱいになります。
でもパスタだのピザだのは高くてまずいのでオススメできない。
まあネパーリの生活外のものは頼むなってことですな。

■移動
マイクロバス一択。
2時間の距離でも30円ぐらいなので使わない手は無い。
基本的に街の東側のバスステーションから乗るんだけど、行き先がわからないから、バスのガイドに街の名前連呼するのでOK。
そのバスが行くなら「乗れ」って言うし、行かないなら違うのを教えてくれる。
各街にバスが自然と集まる場所があるので、地図がなくてもそこら辺の人に聞くと教えてくれる。
かなり便利。
でも信じられないほど窮屈なので注意されたし。
およそおそらく想像できないような乗り方をさせられますので。

■物価
再三書くけど、ネパーリの生活と同じ範囲内なら恐ろしく安い。
飯は100円でお腹いっぱいだし、水は20円だし、バスは30円だし。
全くかからない。
でもちょっとでもネパーリがやらないことをすると急にお金がかかる。
観光地の入場料は1800円ぐらいだし、ピザは1000円。
マッサージだって90分2000円と周りの国に比べて随分高い。
まあ滞在してボケボケするだけならいいんですが。

■その他
まず街が異常に汚い。
ネパーリって一分に一回の頻度で道にタンを吐くんですよ。
で雨が降ると下水システムとかないから水が地面にたまって汚水になるんです。
その上を車やオートバイがとおるもんだから足にかかりまくり。
サンダルで歩いた日には伝染病になるんじゃないかってほど汚くなります。
でも下手にデニム履くとデニムがやられるから、結局は短パンにサンダルで綺麗に洗えってことなのかもしれません。
まあ本当に汚いです。
汚いと言ったらトイレも。
そもそも公衆トイレがほとんど無い上に、あっても使えるレベルじゃない。
陶器むき出しの便座は汚れていて、トイレットペーパーなんてそもそもそういうシステムが無いので手で水使って洗う感じ。
お腹弱い僕にはとてもつらかったです。
その他には、まあアジア特有のボッタクリとか、むしろ前提としてあるので色々大変。
そういうのでイライラする人には向かないかも。
あとあと、車とオートバイが本当に多い。
そしてなぜか知りませんが、常時クラクション鳴らし状態。
もう五月蝿いのなんのって。
耳がおかしくなりました。
最後にネット環境なんですが、意外なことにこれは良かったです。
どこでもWifiが結構あってシグナルも強い。
停電になってもネットだけはできるので助かりました。

まあ、ざっとこんなもんですかね。
正直オススメする国かっつーと、そんなこたーありません。
どうしてもヒマラヤ登りたいんだとか、カトマンズ見たいんだって熱い思いがあるならいいんですが、軽い気持ちならマイナス面のが多いと思います。
山だってヨーロッパの方が綺麗で良いのがありますよ、多分。
人は良い人が多かったんですけどねえ。
不衛生で色々と残念な国でした。

んじゃま、これを持ちましてネパール旅行記を終わりにしたいと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。
次の旅行記で会いましょう。

そいではー