ユ、ウ、キ、でーす。
今日はサマルカンド観光初日。
果たしていかがだったでしょう!
一日の始まりは朝9時。
昨日からほとんど寝てないから眠くて眠くて仕方なかったのですが、まあ寝るのは日本に帰ってからでも出来るということで、頑張って外に出ました。
まず向かった先は、この旅の最大の見所レギスタン広場。
ここ、ここ、ここに来たかったからウズベキスタンを選んだと言っても過言ではない感じ。
ホテルから歩いて5分ほどかな、到着。
バーン!
どうです?見事なものでしょう。
青の都、サマルカンド・ブルーと呼ばれる所以です。
チケットを買ってとりあえず写真をパシャリパシャリ。
一人ではしゃぐ僕。
と、そんな感じで盛り上がってると何やら至る所から視線が。
振り返ってみると若い女の子が近づいてきます。
そう、ここでも民族衣装パワーが炸裂。
気づけば女の子達が僕と写真を取るために列を並んでる状態。
もうなんだろうか、これは。
まあ勿論僕も全部付き合ったんだけど、この写真攻勢はこれからもずっと続き、モスクに入ったら男の子からせがまれ、疲れて椅子に座ってたら隣に座られ写真を求められ、ポーズを撮ってたら女子大生に囲まれ、もう何十人と撮ったことやら。
何というか、日本に来た外国人が「まるでスターになった気分だ」というのが分かる感じがします。
もう常に皆見てくるんですよ。
すれ違いざまにパシャリ、飯食ってたらパシャリ。
流石に人の目があるので疲れてきたユウキでした。
ま、そんなんでも観光は続きます。
レギスタン広場をたっぷり堪能した後は、今度は近くにあるウズベキスタン最大のバザール「シヨブ・バザール」へ。
道もシンプルなのでエッチラオッチラ向かいます。
すると今度はまたしても女の子に話しかけられ。
なんだ?写真か?と思ったら、もし良かったら一緒に歩いて観光しないか?とのこと。
正直何が目的か分からなかったので断ろうかと思ったんですが、まあ取られても10ドル20ドルぐらいで済むだろうと思って付き合うことに。
で、この子と一緒にバザールを見学。
ナンといえば世界一有名と名高いサマルカンドナンを食べ、ドライフルーツや甘いものを試食し、野菜を見る。
まあ面白いんだけど、あんまり新鮮味は無いね。
ヒヴァで見たばかりだし。
そんなわけで適度に楽しんだところで、この女の子とはサヨナラ。
特に金銭を求められたわけじゃないし、一体何が目的だったんだろうか。
未だもって謎だ……。
さて、一人になったところで、また遺跡巡り。
バザールの近くのビビニハム・モスクへ。
こちらもこちらで中は見事……なんだけど、ぶっちゃけもう飽きてきた。
身も蓋もない事を言ってしまうと、これ系ってトルコだのモロッコだの似たようなの見てるんですよね。
まあ勿論違う所はあるけれど、もう何を見ても「あーなんか見たような記憶が……」となります。
しかも今日、日曜日だから人が多くて多くて……。
結局、写真ばっか求められて、それに応じるのでくたびれ果て、まだ正午ぐらいなのにホテルへ戻ることに。
途中ランチに変なウズベキスタンパスタを食べ(不味かった)、スーパーで水買って、部屋で一息つきました。
次に起きたのは夕方5時。
もうなんかだれてきたのでホテルで寝てようかなと思ったんですが、まあもうしゃーない外に出るか、と。
向かった先は勿論レギスタン広場。
というかここ以外は明日行く予定だし、近場でめぼしい所はここしかないのです!
そんなわけでもう目に焼き付きまくった光景をまた見ることに。
地面にひたすら座ってぼんやり。
写真をせがまれたら一緒に写ってやって、それからまた場所移動してぼんやり。
それの繰り返し。
で、流石にもう飽きてきたんで帰ろうかな~と思ったんですが、まさにその時!
「ヘイ、ミスター!」と僕を呼んでる声が。
また写真かと思ったら、警備員がモスクの端っこで椅子に座って僕を呼んでる。
流石に警備員を無視するわけにはいかんので近づく。
椅子に座れっつーから座ったら、何やらチケットをチェックするとのこと。
まあ当然もってるんだけどね。
で適当に雑談してたら、急に警備員が真剣な顔になって一言。
「おい、シークレットビジネスあるんだけどどうだ?」ですって。
何やら、5ドルくれたらレギスタン広場の一番メインであるティラカリ・メドレセのミナレットに登らせてくれるとのこと。
ほんまかいな、お前何か僕を狙ってるんじゃないだろうな。
そう思ったんですが、まあ流石に警備員が殺人はしないだろうと思って話を聞く。
警備員がティラカリ・メドレセの方に手を振ると、ティラカリ・メドレセの入り口にいる警備員も手を降って答える。
つまり今話がついたからあそこいけ。そしたら秘密の扉を開けてやるから。らしい。
まあもう正直失うもん無いですからな。
取られて困るものっつったらパスポートとレギストレーションカードぐらいだし。
ある意味無敵の人状態の僕。
半信半疑でティラカリ・メドレセの警備員に行くと、何やらウインクしてミナレットまで誘導してきます。
で、ドキドキしてたら裏の扉の鍵を開けてくれる。
急いで入れですって。
まあ入ったところで襲われるかもしれないな、と思ったんですが、まあもういいやと思って入る。
すると中はよくあるミナレットの作り。
で警備員が後から入ってくる気配も無し。
お、もうこりゃいいや、と思って開き直って登っていくと……。
うはー、こりゃまじ凄いわ。
そう、普通の人は登れないから誰もいない場所を独占。
普段見れない屋上の作りとか何とかまで全部見れる。
最上階には記念の落書きが至る所にあったし(書きたかったけど勿論我慢)。
つかあの警備員、真面目だったんだな……。
そんなこんなでこの絶景をしばらく堪能。
下からは沢山の人が僕を指差してました。
多分「おい、あんな所に人がいるぞ!」って事だろうけど。
すっかり満足した僕。
地上に戻ると警備員のところへ。
すると警備室に入るよう言われます。
あれ、何かやばい?と思ったんですが、なんてことはないお金の受け渡しを見られたくないだけだった模様。
しかも帰り際「明日の朝6時に来い。もっと大きなミナレットに登らせてやる。そしたらそこから朝日が見える。最高のロケーションだぞ。ファンタスティックな体験だからな!」ですって。
こりゃもう明日も頑張るしかないね。
いやー、まじで思い出になりましたわ。
有名な構図の世界遺産に登っただなんて!
あっはっはー!
すっかり満足した僕。
帰り際に旧市街をブラブラ。
ボロボロの道なき道(言い過ぎ)をグルグル回ってたら当然迷子になったんですが、別に危険なエリアじゃないので適当にうろつく。
至る所で現地の子供達が遊んでました。
で、30分ほど回ったところでホテルへ。
小腹が空いてたのでシャシリク専門店で早めの夕食。
ラムを2本(2種類)、ビーフを1本、サマルカンドナンにコーラがついて4ドル。
こりゃ美味いし安いわ。
しかもラムの片方、真っ白い脂身の串焼き、もう完全に脂だったんですが、こういうの大好き僕にはピッタリでした。
ウマウマ。
ま、そんなこんなでお腹も満たされたので、ようやくホテルに戻り、夜7時半。
シャワーを浴びて一日を終えました、とさ。
明日も一日サマルカンド観光。
朝は朝日を見て(にひひ)、平日だから人がいない間に早めに観光しますかね。
なお、明後日も丸々サマルカンド観光があります。
というか今日で6割ぐらい見ちゃったから、最後はもう暇そうだけどね。
まあいいや。
そいだけー!