ネパール旅行 六日目

ユウキです。

今日はネパールのお正月。
僕もお祭を見に行きました。

一日の始まりは9時。
本当はもちっとゆっくりしたかったんですが、ホテルマンがお祭に行くなら朝9時からがいいよって言うのでこの時間。
ちなみにお祭りはティミという街で行われます。
昨日行ったバクタプルの近く。
バクタプルでもあるんだけど、そっちは人多すぎらしくオススメできないようで、厳かな古来からの祭りはティミでやるみたいです。
なので朝飯取らずにバスに乗ってティミへ。
45分ほど揺られて到着。
小さな田舎町っつーからどんなんかと思ったんですが、確かに少し荒廃気味。
朝食食べようにもレストランがそもそも見当たらず。
しょうがないので祭りが行われるというシッディカリ寺院へ向かいます。
田舎道を多少迷いながら到着。
少し人だかりが出来てて、寺院に設置された炎に向かって何かしてました。
ん、でもおかしいなあ。もちっと盛り上がってるはずなんだけど。
そう思ってしばらく眺めてみたのですが、大した変化はなし。
そこで隣の人に「お祭りってこんなもん?」って聞いたら、なんとお祭は17時から始まるとのこと。
……おまえ、そうホテルのボーイ、お前だよ。あのな、ガイドブック見ても夕方からって書いてるのに、なんでお前は朝9時から行ったほうがいいっつーんだ?今何時か分かるか?昼の11時だよ。これから6時間もカフェすら無いこのクソ田舎町で何しろと?
もうね、泣けてきますよ。
眠いのに、疲れてるのに、朝から来てこれ。
時間潰すっつってもやること何もないし、ほんまどないしょ……。
と、一頻り凹んだ僕。
ふとガイドブック見て名案が浮かびます。
ピコーン!
このティミという街は最初に書いたとおりバクタプルのすぐ近く。なら一旦バクタプルへ行って時間つぶしたらいいんじゃないか!
と、ナイスなアイデアを思いつき、即座にバスステーションへ向かいました。
んで程なくしてバスが来たんですが、これが失敗。
もうね、バクタプル行きは混んでて混んでて。
そもそも始発のカトマンズから満員で、皆終電のバクタプルへ行くのに、途中にティミで乗れるわけが無し。
どう考えても乗れないこのバス。
んが、バスのガイドは乗れ!乗れ!といいます。
おまえね、金貰いたいからそんな事言ってっけどこれにどう乗れと?
そうこう考えてたら、ガイドの兄ちゃんがステップの端っこを指し示します。
……も、もしやこれ、ここに片足だけ乗せて、ドアの外に体を全部出して、片手で天井を握りしめて進めっつーんじゃないだろうな。
相当嫌な予感がしたんですが、なんとその通り。
この糞スピードが出ている中を、バスのドア全開して、僕とガイドだけが片足片手だけ中にいれてそれ以外全身を外に出して風を切って行くことに。
僕ただでさえ右手の握力が無いのに、もうあまりの恐怖に泣けてきましたよ……。
何とか必死でしがみつくこと15分、バクタプル到着。
とりあえず小汚い出店でハンバーガーを頼み(まずかった)、街の入口へ。
と、ここで一つ問題が。
この街、昨日書いたとおり入場料がかかるんです。
1500ルピー(1800円)も。
で、一度買ったら一週間は使えるんですが、僕昨日買うときにもう来ないだろうと思って「1Day OKOK」とかふざけたこと言っちゃったんですよ。
肝心のチケット自体は奇跡のようにポケットに残ってたんですが(いつもはゴミとかチケットはすぐ捨てる)、これだけが心配で心配で。
というわけで入り口で待ち構えているガードマンを見かけたら、チケット振りかざして早足で駆け抜ける戦法を取ることに。
大丈夫か?大丈夫か?
祈りながら進んだら、正直お正月の人だかりでそれどころじゃないっぽかったので呆気無く通過。
ふいー。
で、まあ、二日連続バクタプルです。
お正月モードのバクタプルは、昨日とは打って変わって人混み人混み。
まあそんなかで広場の仏塔の最上階についてるカフェに行って、広場方面口一番前のテラスシートを運良く確保。
コーヒー(250ルピー。高い!)飲んでマッタリ。
眼下では遺跡の前にステージが出来ており、何やら楽器に合わせて歌を歌ってる人がいます。
DSC_0306
それに合わせて掛け合いが続き、皆が盛り上がる盛り上がる。
やっぱネパール人もお祭り好きなのね。
そんなわけで小一時間ほど休んだ後、また街を散策。
この街のメイン通り「ティブチェン・トール」は昨日も書いたとおり本当に美しい街道で僕お気に入り。
また戻ってこれて嬉しい。
でプラプラ歩いてたら昨日も見かけた井戸を発見。
しばらく眺めてたらおばあちゃんとかが井戸に水汲みに来てました。
つか僕知らなかったんですが井戸って水の汲み方があるんですね。
ネパールだと上部に穴が空いたポリバケツを井戸にぶん投げるんですよ。
でポリバケツが横向きになると水が入るんです。
それから半分ぐらい浸かったら落ち着くので、今度はちょっと持ち上げて、重さを使って井戸垂直に落とすと一瞬沈んで水が入る。
これを繰り返すと無事満杯になる、と。
こんなやり方だったんだー、と思ったら、若い女の子が水汲みにやってきた。
しばらく眺めてた僕だったんですが、意を決して女の子に話しかけます。
「あのさ、もし良かったら一回でいいから僕にもやらせてくれない?」
すると女の子が笑いながらポリバケツを貸してくれました。
やったー。
で、試してみたんですが、これ意外に重労働なのね。
井戸が深いっつーのもあるんですが、満杯のバケツを持ち上げるのが一苦労で。
途中で変わってもらいたかったんですが、僕だって男の子。恥ずかしくて言えませんでした。
何とか上まで持ち上げ、満面の笑みを浮かべ女の子に渡しました。
そしてお礼を言って颯爽と去る僕。
かっこいー!
後ろからは大爆笑が聞こえてきました、とさ。
でまあ一労働したのは良かったんですが、ここに来て猛烈に腹痛が。
僕さ、パパン譲りでお腹弱いんだよね。
何とかトイレないかと探したんですが、ありそうなお店が何一つ無し。
しょうがないので一旦逆側のゲートのガードマンに聞いたら、ゲート外の赤い立派な建物にあると教えてくれました(チケットをチェックされたけど、大丈夫だったみたい。ふい~)。
慌てて赤い建物に向かい、トイレの場所を教えてもらいます。
で飛び込むようにして入ったのですが、悲しいかなトイレットペーパーが無い。
蛇口と柄杓と便器だけ。
もうおしりを抑えながら受付の女の子にトイレットペーパーをもらいに言ったんですが、「そんなもんはねえから水で洗え」とのこと。
オーマイゴッド。
遂に、遂に、遂にこの時が来てしまったか。
大きい方をした後、右手に水を持ってそれでお尻を拭くという。
あー、こうして文明人としての僕がまたすり減らされるのか。
もう嫌で嫌で仕方なかったんですが、正直他に綺麗なトイレがあるあても無し。
そもそも見る限り一番しっかりしている建物のここがそうなら、どこもそうなんだろう。
というわけで背に腹は代えられぬ。
意を決した僕。
まずは陶器むき出しの便器を水で洗いながし清掃(出来てないと思うけど一応自分を納得させるため)。
それから水びちゃびちゃになりながら用をしました。
で、さーて、んじゃ手で洗うかと思ったところ、「まてよ?そういや僕いつも下痢気味だからポケットティッシュがあるはず……」と大切な事を思い出しました。
それで神にも祈る思いでポシェットを漁ると……。
4個もポケットティッシュがあったー!
もうね、ほんまに嬉しかったですわ。
仮にも日本人の僕がね、手でお尻を拭うのだけは嫌なんですよ。
ほんま避けたかったんです。
分かりますよね、この気持。
人としての尊厳というのか何というか。
ま、そんなわけで何とか九死に一生を得たユウキ。
ティッシュを使って綺麗にしました。
ちなみに使ったティッシュは流すわけにもいかず、床の奥にぽいっちょしました。
すぐ次に待機していたおばちゃん、あれ僕の。すまんね。
と、言うわけでー、お腹がすっかり軽くなったユウキは、また道に戻り広場へ。
昨日と同じカフェでコーヒー飲みつつマッタリしました。
そうこうするうちに15時ぐらいになったので、カフェを後に。
バスステーションへの途中にあったレストランでソーセージピザ(200ルピー。美味かった)を食べ、バスでティミへ向かいました。
ティミへは大体10分ほどで着くんですが、この日はお祭ということで渋滞が酷いことに。
到着した時はお祭りの10分前、16時50分ぐらいでした。
ネパールのお正月のお祝いは、楽器を鳴らしながら沢山の神輿を担いでまわる形式。
着いた時から騒がしい音楽が聞こえてきました。
でメイン会場のシッディカリ寺院へ向かっていったのですが、途中途中で賑やかな団体に出くわします。
お鍋の蓋を二つ持ってシンバルみたいに鳴らし、前から太鼓でバンバン囃し立て、神輿を担いでいく若い人たち。
それに合わせて着飾った女の子もついていきます。
まあなかなか見応えのある感じ。
シッディカリ寺院へ着くと、ここでは正装した女の子たちが列を並んでました。
先へ行ってみると寺院に向かって米を投げつけ、炎に手を一瞬入れて、お祈りして、出ていきます。
僕もやりたかったんですが、さすがにこれは観光客が信心無くやっちゃいけない部類だろうなと思い見てるだけにしました。
しばらく眺めてるとおっちゃん達が用を終えた女の子にオレンジジュースを振る舞います。
いいなあと思ってたら、奥のほうではおっちゃん用に何かを配ってるのを発見。
これぐらいなら僕も参加していいだろうと思い列に並ぶと、無事コップに白い飲み物を注いでもらいました。
なんだろうか、甘酒だろうか。
と思って飲んでみると、薄い日本酒のような物。
僕さー、貰っといてなんだけどアルコール飲めないんだよね……。
だったら貰うなよとツッコミがありそうですが、まあ欲しかったんですよ。
で、貰ったはいいが飲めないので捨てたいんですが、さすがにひと目があるところでは出来ず。
何とか離れた所に行ってぽいっちょしてきました。
さて、一通り祭りの儀式を見たユウキ。
あともう一つだけやってみたい、むしろこのためだけに来たことがあります。
それは……ティカという色粉を投げて粉塗れになりたい!です。
そうなんですよ。
ティカってオレンジ色をした粉がありまして、普段は額に丸い模様を書くのに使うやつがあるんです。
で、祭りの時にはその粉を投げ合って皆で盛り上がるらしいんです。
そう言われてみると街中でも粉まみれの若者がチラホラいるんです。
僕はいつのタイミングでかけられるのかな~、目や口に入ったら嫌だな~、とドキドキしてたのですが、なかなか誰も投げてこない。
そうこうするうちに街の出口付近まで来ちゃったわけなんですが、ここに来て盛り上がる若者達の神輿集団を発見。
よく見てみると、中央のおっさんが肩掛け鞄いっぱいにいれたティカを若者達に振りまくってます。
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お、来たか。僕初体験!ばっちこいやー!
そう思ってドキドキしながら(かつ期待に目を輝かせながら)見てたんですが、このおっちゃん、僕を華麗にスルー。
一同はシッディカリ寺院へ向かって行きました……。
そうだよな、誰も観光客の僕にはかけないよな。
そもそもかけていいかも分からないだろうし、文句言われたら鬱陶しいだけだもんな。
はぁ……。
すっかり凹んだ僕。
もう特にやることなかったので、失意のうちにカトマンズ中央へバスで帰りました、とさ。
というわけでカトマンズ中央へ戻ってきたのですが、こちらもやはりお正月お祭モード。
バスステーション前の広場ではライブみたいな事をやってました。
帰る道々も出店(と言っても地べたに風呂敷引いて物置いてるだけ)が並び、賑やか。
まあ特に欲しい物もないので帰ってたんですが、ここで一人奇妙な老婆を発見。
何やら体重計を目の前に置いて座ってるだけ。
はてな、これは一体なにしてるんだろう。もしや、あれかな?
そう思って見てたら、どこからともなくおっさんが現れて体重計の上に乗っかった。
それから数字を見たら老婆にお金渡してまたどっかに消えてくおっさん。
やはりあれか、これがうわさに聞く「体重計屋」か。
本当にそんな商いがあるなんて……。
と、ショッキングな光景を見て動揺しつつ、無事ホテルへ戻りました。
最後は明日のトレッキングのスケジュールを確認し、隣のレストランで飯食べて(モモがなかなかでてこなくて喧嘩した)休みました。
明日は朝早いから早めに寝ないとね。
やれやれ。

と、まー今日一日はこんな感じ。
なんつーか楽しかったんだけど、疲れました。
てかあれですよ、僕、ネパールへは気分転換で来てるのに、連日連夜観光しちゃって正直何故か疲れてるんです。
こんなはずじゃなかったんだけどなあ。
というわけで、明日は一日トレッキングするので休めませんが、明後日は丸々どこにも行かない休息日にする予定です。
マッサージして、本でも読もうかと。
それぐらいしなきゃ疲れが取れませんよ。
いやほんまに。
ま、そんな感じですわ。

そいだけー!

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