ヨルダン旅行 五日目

ユウキです。

今日は丸々ペトラ観光。

一日の始まりは朝5時。
最近あまり寝てないから本当はもっと休みたかったのですが、ペトラのオープンが朝6時からだったのでそれに合わせました。
フロントに行って、昨日頼んだ朝食は準備できてるかと聞いた所、なんと「ノー」。
頼んだと何度も言ったのに朝飯は6時半からとの一点張り。
仕方ないので食べないで行こうと外に向かうと「ヘイ、ユウキ。この真っ暗な中でどこ行くんだ?ペトラ?朝飯食ってからで十分だぞ」とのこと。
外を見ると確かに真っ暗。
まあ冬だしね。
どうしようかどうしようか悩んだのですが、せっかく起きたんだし遺跡の中で明るくなるのを待つかと思って入り口へ。
5時55分頃に着いたら誰もおらず。
係員がきて早めに開けてくれたので乗り込みます。
2月15日のペトラ一番乗りの旅人は僕です。
というわけでシークを独占しながら歩きます。

気持ち良い気持ち良い。
すると、そんな気分に同調するかのように空が明るくなり始めました。
もうすっかり普通の早朝レベルの明るさ。
ウキウキしながら進むと、シークの割れ目から見えてきましたエル・ハズネ。

前日来た時と違うのは、まず誰もいないこと。
カフェのスタッフはおろか、警備員すらいません。
完全に一人。
そしてあと明るさ。
前日行きに寄った時は影だったのであまりハッキリしてませんでしたが、今は一番良いタイミング。
影を作ること無く綺麗なエル・ハズネが見れます。

吸い込まれるように眺める僕。
誰もいないペトラで、エル・ハズネを前に、ただ一人。
僕だけの空間、僕だけの世界。
僕とエル・ハズネだけがそこに存在しました。
しばらく眺めていたのですが、無人故に問題が一つあります。
それは、自分が映った写真が撮れないこと。
エル・ハズネ自体はもう信じられない枚数の写真を撮ったのですが、ここまで貸し切りなら自分も写りたい所。
でも僕は手に障害があるからセルフィーできないし……と困っていたら、しばらくしたらカフェのスタッフが一名だけやってきました。
僕がいる事に気づいて明らかに驚く彼。
で、写真撮影をお願いしたら、快く引き受けてくれました。
これで昼には絶対撮れない誰もいないエル・ハズネと僕の写真が撮れました。
お礼にベドウィン・ティー(1ディナール・160円)を頼んだら、甘くて甘くて美味しかったこと。
さて、すっかりエル・ハズネを堪能した僕。
帰って朝食を食べるか、あるいは少し散策するか悩んだのですが、せっかくのシチュエーションということで歩くことに。
エル・ハズネの先を進み、柱廊通りや王家の墓を覗きます。
勿論ここも完全に無人。
唯一いたのは犬ぐらいで、後はロバの糞掃除をする現地民が途中きただけでした。
この広大な敷地を独占する喜びに浸りながら、王家の墓の崖に腰を下ろし一人佇む僕。
最高の瞬間でした。

というかですね、昼にゴミゴミした中で見学するより、早朝行った方が明らかにコスパが高いです。
明日も余裕があったら来てみようと思いました。
すっかり満足した僕、最後は馬に乗って帰ることに。
すれ違った馬乗りにお金を渡して優雅に帰りましたとさ。
朝の見学が終わった後は、ホテルでようやく朝食。
バッフェをたっぷり食べました。
その後、ホテル側の手違いのせいで部屋をチェンジするハプニングがあったのですが、プールサイド直結部屋に移動になったのでホクホクです。
部屋で小説を書いたりしてゆっくりしたあとは、早めにランチを。
シュワルマというご当地ファーストフードを食べました。
まあちょっと微妙だったけど。
お腹が一杯になった後は、ハマム(トルコ風お風呂)へ。
以前トルコやモロッコに行った際にとても良かったのでヨルダンバージョンを試しに行きました。
お店はPetra place hotelの隣りにあるALYAKHOR HAMMAMというハマム。
が、これが全然駄目。
垢すりは1分ほどで終わるし洗いも適当。
マッサージも下手糞でひどい目に遭いました。
皆さんご注意されたし。
ハマムが終わって時刻を見ると、16時頃。
もう一度ペトラに向かおうか悩んだのですが、何やらこの時期は日の入りが早いらしく、あと1時間半で閉まるとのこと。
連日早朝に起きて疲れていたこともあって、今日は超早めに休むことにしました、とさ。

いやー、今日の朝は最高でしたわ。
誰もいない贅沢空間を満喫です。
これでもうペトラは思い残すことはありません。
全て見て満足です。
明日は夕方のバスでアンマンへ戻ります。
で明後日の夜に日本へ向かう予定です。
最後まで問題なく終わると良いのですが。

それではー

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