ユウキです……。
今日もデリー観光。
映画見たり買い物したりマッサージしたりと楽しい日になるはずだったんです、が……。
この糞ったれた街での休日、果たしてどうなったでしょう……。
一日の始まりは7時頃。
昨日早めに寝たので朝には目が覚めちゃいました。
でも別段やることがないので11時頃までベッドでボケボケ。
それからデリーの街へ繰り出します。
まずは明日のチケットの確認をしたかったのでニューデリー駅へ。
んが、何故かガードマンみたいな人に止められる。
「おまえチケット持ってるか?なけりゃここ入れないぞ?」ですって。
そんなバカな、もう何度も中に入ってるっつの。
と思ったんですが、指し示す看板を見ると確かに「No entry」と書いてる。
どうも嘘じゃないっぽい。
しょうがないのでもう一つある入口に行くも、ここでも駄目。
え、まじなんで?チケット無いと駄目って、そもそもチケットは駅で買うんだろうよ。
と、どうしてもわからなかったんですが、拉致があかないので後でホテルで聞くことにして一旦保留。
市街中心部のコンノートプレイスへ向かいます。
コンノートプレイスに着いてまずやったことは映画館のチェック。
インド映画ってめちゃ陽気なので、是非一度本場で見てみたかったんですよね。
チケットセンター行ったら上手いことに1時間後の12時25分から初回があるみたい。
早速チケットを購入(450ルピー・900円)。
うしし。
一安心したら朝食を食べる為に適当なカフェへ。
ほうれん草とコーンのチーズパニーニ(90ルピー・180円)とコーヒーを取る。
なかなか美味い。
それから映画館へ戻る。
どんな感じの内装なのかと思ったら結構豪華だった。
待合室のソファーはクラシックでフカフカだったし、水も飲み放題。
上映室にも言える事なんだけど全体的に重厚感があったな。
東京にあってもおかしくないレベル。
で程なくして上映開始。
つっても全部インド語で、英語の字幕すら無いから何言ってんだかわかんないんだけどね。
なんだか男3人組が出てきて、それぞれ彼女っぽいのができるみたいなストーリー。
ジャンル的にはコメディみたいで、観客は結構爆笑。
でも絵で笑わせるタイプではなくて、セリフで笑わせるタイプなようで、僕には全く面白さが分からず。
一人ポツーンとしてました。
ですがそこはさすがにインド映画。
要所要所で意味のないダンスシーンが入り、抑揚のある音楽が流れます。
というかカメラワークも独特だし俳優のポージングも変わってる。
まあお国柄ですなあ。
内容はさっぱり分からなかったんですが、勢いのある展開に結構楽しめました。
で1時間半ほど見たとこで休憩時間に。
僕は満足したので最後まで見ること無く映画館を出ました。
その後向かったのは床屋。
僕旅先でシャンプーするのが好き。
なもんでいっちょインドのシャンプーテクニックを見てやろうかと。
値段を聞くと150ルピー(300円)。
これならいいかと思って頼んだら、始まる直前にリンスもするならさらに150ルピーだよ、とか言い出しやがった。
なんか腹立つのでシャンプーだけにする。
で肝心のテクニックなんだけど、これが激しく微妙。
ナヨナヨ撫でるようにしてやるだけで、水もチョボチョボしか出さないのであんま気持よくない。
2回してくれたので綺麗にはなったんだろうけど、あんま満足度は高くないかな。
まあいいけど。
さてさて、映画も見て楽しんだし、床屋も行ってリフレッシュしたし、後はマッサージ屋(アーユルヴェーダ)探しながら適当に昨日の露店で指輪でも買うか~と思い、コンノートプレイスの逆サイドへ。
バザールでプラプラ物色していたのです、が。
が。
が。
が。
ここで突然きました、大事件が。
なんか隣に足速でかけてった爺さんがいたなーと思ったんですが、途端僕の右足(上面)に嫌な感覚が。
なんだなんだ、と慌てて見てみると……なんと……靴の上に……うんこが撒かれてました……。
正直見た瞬間やられた!と思ったのですが、爺さんはすぐに逃げるように消えてく。
そして後ろにいた別の奴が「あそこに靴磨きセンターがあるよ」とか指差してるし……。
……もうね、ナニコレ。
お前これはねえだろうよ。
靴磨いて金取る為にうんこを靴の上に撒くか?
ありえねえだろうよ……。
正直もうこれ僕の理解を遥かに超えた出来事。
まじ意味がピーマンわけわかめ。
「結構毛だらけ猫灰だらけ、靴のまわりはクソだらけ」ですよ……。
あまりのことにしばらく呆気に取られていたのですが、とりあえず何とかしようと手持ちのティッシュで拭き取る。
んが、駄目。
しょうがないので1リットルの水を買ってそれ使いながらティッシュ使ったんですが、これも駄目。
てかね、僕の靴、旅のウォーキング用なので、メッシュなんですよ。
汚い話で申し訳ないのですが、だからどんなにやってもブラシとか使わないかぎり取れないんです。
もう困って困って絶望して、さて一体どうしようこれ……と思ってたんですが、来る途中に靴磨き屋がいたのを思い出す。
共謀の靴磨きセンターに行くぐらいなら路上の奴に頼むよ、っつってわらにもすがる思いで行ってみる。
そしたらこの出来事は日常茶飯事なのかもう手慣れた感じ。
20ルピー(40円)でいいよ、ですって。
とりあえず20ルピーならやらないよりマシかと思ってお願いしてみると、これは流石に靴磨き屋。
紐を外してブラシやら洗剤やら使ってジャブジャブ洗う。
メッシュの間も丁寧に綺麗にしてくれて、紐かけまで何度も何度も拭って綺麗にしてくれた。
うん、まあここまでやってくれるならいいか、と思って100ルピーを渡す。
で、何とか綺麗にはなったんですが、それでもまだ精神的に立ち直れず。
なのでさらに別の靴磨き屋に再度頼む事に。
もうすっかり綺麗になりかけてる靴を、改めて再度丁寧に紐を外して洗剤つけて洗ってもらう。
ブラシも丹念に丹念に。
何度も何度も同じ所を洗ってもらって、ようやっとこれで一旦はOKだと納得。
少しだけ一息つきました。
が、正直もうバザールには近づきたくない。
マッサージって気分でもなくなったし。
ということで足速にホテルへ。
部屋に着いたらまたしても僕は靴掃除。
紐を外してジャブジャブ洗います。
もう靴が水でベショベショなんだけど、どうしても気になっちゃってね。
何とか満足いくレベルになったところで、ようやく部屋で落ち着く。
が、この時点でもう僕のテンションダダ落ち。
デリーなんてそもそも見たいもの無いし、つか外に出る気が一切しないし。
なのでもう明日までホテルに篭もることに。
でボケボケしつつ、17時頃お腹が減ったのでホテルのカフェでチーズリゾットを食べる。
そして夕食用にハンバーガーをゲット。
最後は受付でチェックアウトの時間と、気になる駅について質問する。
やっぱ駅に入るにはプラットフォームチケットとか言うのを買う必要があるみたい。
明日はでも列車のチケットがあるからその場合は必要ないとのこと。
やれやれ……。
ま、そんなこんなで夜6時にしてもう部屋篭もり。
シャワーを浴びてすっきりして、明日に備えて寝ることにしました、とさ。
とまあこんな感じかな。
というかもう正直精神的にショックです。
特に金銭的に被害にあったわけでもないし、暴力を受けたわけでもないけれど、それ以上にやられましたね。
まじもう言葉も出ないほど衝撃的。
色々聞いてはおりましたが、想像の遥か左斜め下をいってる国民でしたわ。
はぁ……。
明日は夜行列車でガンジス川のあるヴァラナシへ向かいます。
ファーストクラスなので列車には結構期待出来そう。
でも20時過ぎのチケットで18時に駅へ行くので、それまでは暇。
街は散策したくないので、ホテルのカフェでずっと漫画でも読んでようかと思います。
デリーは二度と歩かん。
つかでも次のヴァラナシもかなり強烈な所みたいだからなあ。
詐欺や殺人、何でもござれみたいで……。
これはガンジス川見たらまたホテル篭もりの日々になるのかな。
張り切って4泊も入れちゃったから、正直どないしょ……。
まあもうここまできたら頑張るしか無いんですけどね。
つかプライベートで来てる旅行で頑張るって表現自体がおかしいよ。
はぁ……。
ま、とりあえず肉体的には元気だけど精神的に滅入ってるユウキでした。
そいだけー